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オデッセイが凄いのは、その先進性だ。
考えてみれば天才タマゴと親しまれた初代エスティマが誕生したのが1990年で、それまでのワンボックスカーとは明らかに一線を画していたものの、スライドドアだし車高も1800mmくらいあったし、それから比べると初代オデッセイは後席は乗用車と同様のヒンジドアだし、車高は1700mm以下だった。
そしてなにより乗用車然とした3列シート。その3列目は初代から床下収納だった。そんなオデッセイが現在の5代目になったのが2013年10月のこと。今回はマイナーチェンジだということなのであくまでも5代目なんだろうけれど、なんだか気分的には新型登場って感じなのだ。
現在の5代目になってから、オデッセイはそれまでのヒンジドアからスライドドアに変更と、かなりミニバンの要素が強くなって没個性になってきたのかと思ってしまいがちだが、天井高を上げるだけでなく、超低床プラットフォームの採用で広くて快適な室内空間を実現と、やはり先鋭的なところは健在だ。
全高をライバルと比較してもアルファードが1900mmオーバー、エルグランド1800mmオーバーなのに比してオデッセイは1700mm弱である。でもここは諸刃の剣、車高が低いとどうにもライバル車、特にアルファードに比べると押し出しが弱くなっていたことは事実だ。そこで今回のマイチェンである。
どう変わったか?クルマ誌的に見るべき所は多々あるであろうがそこは他誌にお任せして、スタイルワゴンはカスタム誌として、そのルックスに的を絞って考えたい。
初代登場は26年前!
スタイルワゴン2021年1月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]