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停車中のクルマの中で、よりリラックスして過ごし、グッスリ眠って疲れを取る。それがキャンピングカーにおける一番の目的。車中泊を楽しむなら、こんなクルマもきっとアリ。実用的でおもしろそうなキャンピングカーの世界を、ちょっとだけ見学!
普通乗用車とキャンピングカーでは、その目的がまったく違う。乗用車は走ることに比重が置かれ、高級ミニバンの場合、より豪華に過ごすための特別な装備がそこに加わる。
キャンピングカーは、停車時にくつろぐ、または寝ることが目的。当然、寝具や家具類、追加のバッテリーなどを積んでいる分、重量も増えてキビキビと走ることは難しい。その代わり、寝るときの快適さは乗用車とは比べ物にならないくらいだと、RVランドの大森さんは言う。
「乗用車の場合、シートがフルフラットになったとしても、多少はモコモコしていて出っ張りがあります。シートベルトのバックルや、シートの可動部が体に当たったりと、実際に寝てみると、いろいろと気になりだしてしまうんです。そうなると熟睡できず、疲れも取れないんですね。特に運転するお父さん。安眠できていないと翌日のドライブに影響するから、結局ちゃんとした宿に泊まろうということになる。キャンピングカーなら宿代がかからないから、違う楽しみにお金をまわせます」。
凹凸のないフルフラットのベッドなら、眠りも深くなり、心身ともにリフレッシュ。ところが、それができないとストレスがたまっていく。
「どこの家族も経験があると思いますが、寝不足で疲れがたまって、渋滞に巻き込まれたり、道を間違えたりすると、家族みんな腹が立ってくるんですよ。そこでケンカになってしまったら、楽しい旅行が台無し。いつでも停まって、横になって休憩できるのが、キャンピングカーのいいところ。オムツの交換だってできます。雨で外に出られないときも、子どもたちはベッドに寝転んでゲーム、パパとママはダイネットでコーヒーでも飲んでくつろげる。何といっても家のリビングと同じように使えますから」。
天体観測や釣り、トレッキングやスノーボードなど、夜中や早朝から行動し始めるレジャーの前泊基地としても便利だ。
そもそもキャンピングカーの「バンコン」って何のコト?
バンの外観には手を加えず、内装だけキャンピングカーに改造してあるクルマが「バンコン」。NV200やセレナなど一般乗用車ベースでも、外観が変わらなければもちろんバンコン。
目指したのは超快適な睡眠。
乗用車感覚のお手軽バンコン!
このANNEX ファミリーワゴン SSのような、NV200やセレナ、ステップワゴンなどのミニバンをベースにしたバンコンなら、普段乗りでもOK。キャンピングカーといっても普通車と同じサイズだから、ママが近所のスーパーに買い物に行くにも何の気兼ねもなく使うことができる。普通よりちょっと重いかなという程度で、走りも軽快で乗り降りも楽ちん。クルマ自体が小さいから車内での広さはないが、ベッド展開してフルフラットにしたときの寝心地は申し分なし。家の駐車場も普通のスペースがあれば心配いらない。一人旅や夫婦やカップルでの旅行、パパと子どもだけの旅行にピッタリだ。324万5000円~(税込)。
より本格的に攻めるなら、
1BOXタイプのバンコン!!
サイズが大きく、家族が4人になっても余裕で使えるのが、1BOXタイプのバンコン。ベッド展開したときの面積も格段に広がり、昼のくつろぎタイムも夜の就寝時も快適そのもの。車内が広いだけに空間も自由になり、シートをアレンジすれば、スノーボードやサーフボード、自転車など、遊びのギアをたくさん積める。このbackpackerは、装備を抑えたシンプルな構造。407万円~(税込)。
RVランド 大森芳徳さん
RVランド イオンモールつくば店
お店は広大なイオンモールつくばの一角。パパがクルマの話に夢中になってしまったら、ママは子どもたちを連れて買い物や映画を観に行けばOK。キャンピングカーのレンタルもやってるぞ。
【SHOP INFORMATION】
住所:茨城県つくば市稲岡66-1-B
電話:029-896-6117
営業時間/10:00~19:00
定休日/無休
https://www.rvland.co.jp
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