乗ってみたら実際こんな感じでした!

いま話題の車高調レビュー


ST XA/エスティー エックスエー


世界中にファンを抱えるドイツ生まれのサスペンションメーカー、KW(ケーダブリュー/カーヴェー)。

自動車メーカーからの信頼も厚い、世界を代表するメーカーだが、そんなKWにはその弟分的なブランドも存在する。

それがST。その実力、確かめてみた。







KWの新ブランドとして展開されているSTは、KWが培ってきたサスペンション製造技術とノウハウをフィードバックし、主に市販車への提案として、リーズナブルな価格帯を設定しているのが特徴となる。


というのもKWはそもそも、サーキットを走るレーシングマシンにフォーカスした開発が主で、ゆえにそのスペックもサーキットパフォーマンス。街中を走ることももちろん得意だが、日本の道路事情も踏まえると、オーバースペック気味に感じてしまうドライバーがいることも事実なのだ。


そこで、快適な街乗りのために誕生したブランドが、このST。街乗り重視のセッティングだから、キビキビとした爽快なドライブを楽しむにはぴったりで、特に高速道路などでの安定感を増すことが可能。KWのテクノロジーがベースだから信頼性とスポーツ性も折り紙付きで、スポーティな装いと走りを両立できる。


そんなSTはすべて車種専用で開発されていて、この度、新たに20アルファード&ヴェルファイア用がラインアップを開始。経年で乗り味が気になっている20オーナーは、ぜひお試しを。


ちなみに今回は、同じ型のアルファードに乗る筆者が、3種用意されるSTのミドルグレードを装着したデモカーで、街中とワインディングを試走してみた。純正のソフトな乗り味と比較すると、しっかりした感を明らかに体感できるという印象。ワインディングでの揺れ戻しもなく、段差の乗り越えも違和感なし。走るのが楽しくなる足だった。


KWがサーキットスペックで、STが街乗りスペック。それは事実なのだが、その走り味はSTも十分にスポーティ。KWのテクノロジーと経験を最大限にフィードバックして生まれるのがSTなのだから、それは当然のハナシではある。


XAの場合は、伸び側の減衰力が調整式で、ネジ式だから、リーズナブルにKW譲りの走りと乗り心地とを手に入れられるのがメリット。


ローダウンすることによって安定性も向上できるうえ、もちろんスタイリッシュなローダウンシルエットの獲得も可能となる。


減衰力調整式ながらもお手軽だから、車高調初心者にもオススメ。KWの走りに触れてみたいという、見た目にも走りにもこだわるオーナーにもぴったりだ。


ST/XA


【PARTS SPECIFICATION】

価格:14万円〜

対応車種:アルファード&ヴェルファイア(20系)、プリウス(30系)、ジムニー/ジムニーシエラ(JB64/74)、ジュークなど

仕様:ネジ式/減衰力調整16段階/純正アッパー/複筒式/1年保証


20系アルファード


【DEMO CAR SPECIFICATION】

ローダウン量:F-45mm R-40mm

減衰力:F7/16段階 R9/16段階

ホイール:HRE FF10 20×8.5+33

タイヤ:ミシュラン・パイロットスポーツ 245/40-20


フロント

リア
STにはX、XA、XTAの3グレードがあり、装着していたのは中間のXA。減衰力は伸び側が16段調整式。


試乗したデモカーはHREの最新モデルを装着。車高はフロント、リアともメーカー推奨値内で一番低い設定となる。

理想的なローダウンシルエットとスポーティな走りとを確実に両立




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class="alignnone size-full wp-image-161121"/>減衰力の調整はこのダイヤルで。車高に関してはメーカー推奨値が基準だが、30~45㎜が適性。




問:KW AUTOMOTIVE JAPAN 075-771-7351

http://www.kwsuspensions.jp




情報提供元: ドレナビ
記事名:「 KWグループの新ブランド【ST/エスティー】欧州仕込みの足で20アルファードをリフレッシュ! 話題の車高調を実走レビューしてみました!