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エアバッグの空気を出し入れして車高を変えるエアサス。電磁弁が主流になって、より便利になったからこそ気になる「こういう機能が欲しい」「これができたら便利」とスタワゴ編集部がわがまま放題に考えてみました。
GPSと連動して車高を記憶してくれる
パドルスイッチ裏にエアホースを直接つなぎ、パドルの上下によって弁を開閉する機械式エアサスの登場から20数年。カスタムにおけるエアサスは、次々と新しい機能を搭載し、より便利に、よりスマートに進化してきた。
その中で、最も大きなトピックスはデジタル化だろう。電磁弁のキットがスタンダードになることによって、各メーカーが、様々なコントローラーを開発。車高をプリセットし、ボタンひとつで希望の車高に調整できるのも当たり前。さらに、専用アプリをインストールすれば、手持ちのスマホをコントローラーがわりにするのも朝飯前だ。
しかし、デジタル化、つまり電化の恩恵は、これだけではないはずだ。その例が、カスタム向けではないが、テスラに搭載されているエアサス。エアフォース・早川社長曰く「目的地で車高を上げると、次に同じところに行ったら、自動的に車高を上げてくれる」という。
これは、GPSとの連動によって実現している機能。カスタム用エアサスこそ、この機能があるとより便利になると思うのは、わがままだろうか。
さらにいえば、コントロールボックスに使用状況のデータをGPSと合わせて保持しておき、クルマを乗り換えたときに、面倒な操作なしに、その人の使い方が自動的に設定されるというのも実現可能なことと思う(早川社長は「それなら、クラウドだね」と。確かに納得です)。
車高を変えると自動的に減衰力を調整!?
次に、エアサス車に乗っていて思ったこと。車高を変えると乗り心地に影響が出てしまう。できれば、車高に合わせて(というかエアバッグのたわみ具合に合わせて)減衰力を調整したい。ただ、その度にわざわざ減衰力を調整するのは面倒くさい。
そこで、車高によって最適な減衰力に自動で調整するシステムがあると便利なのではないかと思った。車高調向けだけど、いくつかのメーカーが実用化している技術を応用して、車高と連動すればイケるのではないかと思うのは素人考えが過ぎるだろうか。
他にも、路面状況を監視して、突発的な段差を見つけたら車高を上げるとか、ドライバーに合わせて車高を自動的に調整してくれるというのもありかもしれない。
と、妄想しているうちに、次々と新しい機能が搭載される家電に想像が至った。クルマももはや家電化しつつある中、エアサスもその流れに乗るのは間違いないと思う。電子制御で車高を変えられるエアサスは、これから先どんな機能でカスタムユーザーをサポートしてくれるのだろうか。エアサスの未来は、可能性で満ちている。
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