本気だけどゆる〜い新連載!


“あり得ない”を想像し実車を超えるリアル感を目指す

カメラマンPAPANの魅せプラモ部 第2回





“リアルとプラモの境をなくす撮影テク”

スタワゴ編集歴約20年のNです。先月号から完全な見切り発車でスタートした新企画、『魅せプラモ部』です。コトの発端は大阪在住カメラマン、PAPAN(パパン)こと伊勢馬場氏の「いまプラモにハマってるんですよ〜」という一言から。


写真を見せてもらったらそのハマりっぷりのクオリティが高過ぎたので、面白いから企画にしようぜと。ただプラモを作るだけじゃなく、“映える”写真に収めるところがゴール地点。その写真を誌面やSNSにアップしてみんなで楽しめたらなぁということです。


連載第2回なので、ちょっと進みます(笑)。PAPANが撮影した上の写真。廃車風に作り込まれたサニトラやダルマセリカ、テントウムシが、キラキラとした夕焼けに照らされた、まさに映える写真ですが、これリアルに見えますよね。


実際はプラモから手前は全て作り物。その後ろの背景がリアルな風景なんです。いかにしてリアルに見せるか。プラモ手前の草はプラモに合わせたサイズ感で作るのが大前提ですが、実際の背景との違和感をなくすには、プラモから後ろのボケ感が重要です。


プラモまでにピントを合わせて後ろをボケさせたり、またその逆にピントを広くすることで、このようなリアルな感じを作り出せるんですね〜。PAPANはプロカメラマンなので1眼レフなど高価な機材を持ってますが、実はスマホのポートレートモードで撮影すれば、または編集アプリでイジれば近い雰囲気を作り出せると思います。


今度、誌面でも実践してみましょう!


リアル感を出すためには、画角やカメラ位置も重要。プラモの置き方を調整して、あえてプラモに近い背景を隠すことで、リアルさを高めることもできます。



暗めの撮影も背景との違和感をなくすのに有効です。LEDなどをスポット的にプラモに当てることで“映え”を狙うこともできますよ。


PAPANの撮影風景。作り込んだプラモや地面を脚立の上に載せて撮影することで、背景との距離を稼いでサイズ感を合わせています。


papan部長



スタワゴをはじめ、様々なクルマ雑誌で活躍する大阪在住酒好きクルマ好き楽しいこと好きなプロカメラマン。痛風持ちの39歳。なぜかミニ四駆のタトゥーを入れている。愛車は赤いジープ ラングラー。自粛期間にプラモにドハマり。放置車両の撮影がライフワーク。写真集「STILL ALIVE」発刊や個展なども開催する。

Instagram @papanphotography


### SNSにタグ付けて投稿したら掲載するかも!

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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 〈火曜あさ6時はプラ活!〉プラモは廃車風、背景はリアル、どう撮影するの?【新連載・魅せプラモ部第2回】