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MAT Service Factory
インプレッション:那須一博
常に新しいことにチャレンジするマット。
本誌No6で筆者に何も告げず自社製品を「たいした事ないから、遊んできて」と情報なしでオンロードインプレを開始させ、ブラインドテストを行うなど、悪戯っ子ぶり満点な蔦田氏。
今回は事前に「スペック的にオンロード仕様なので、オフならばダートで飛んできて」とムチャ振り。
「また事前情報無しですか〜!」「しっかり感じてきておいで〜」とのこと。
そこまで言うならほんとに飛んでやる! と走らせてみると、なんだか違和感。
正確に言うと違和感ではなくて、やたらまとまっている感じがする。
荒れた路面をかなりの速度で走ってみるとバンプ的な感じではなく、衝撃がシュッと治まる。
1インチアップと聞いているのだが、感覚的に1インチよりストロークが長い感じがする。
さらに、飛び跳ねた時にリヤの伸び切りがやたら自然。
当然のように回頭性は良く、コントロールはしやすい。
この感じた内容を話すと、「ダンパーにフルタップ式を採用し、インナーロッド長を変えずに全長変更してある。
ラテのせいで左右に発生している不均等なストロークもダンパー長で調整済み。
だから自然でしょ。
いつまで経っても進化しない、ただのリジットアクスルのままじゃダメ」とのことだ。
マットのチューニングアプローチはパッセンジャーと同一。
数年後には、このチューニングがスタンダードになる予感すらするのだ。
バンパー、グリルをボディ同色に塗るのは、かなり印象が変わる。
ホワイトはかなりお洒落だ。
ドアミラーにはこれもまだジムニーでは珍しい、水圧転写を行ったミラーカバーが装着されている。
オーバーフェンダーもボディ同色。
サイドステップからのラインは、同色とする事で、印象が全く変わってくる。
深リムタイプのワーク クラッグガルバトレ 7.5J×16+5を装着。
ゴールドがホワイトボディに眩しい。
フルタップ式のマルチアクションダンパー。
全長調整が出来る新しいタイプのダンパーなのだ。
リヤマットや、ドリンクホルダーも蔦田氏のアイデア商品。
特にリアシートヘッドレストのピロホルダーは、かなりイケている。
うまくデッドスペースを使い、すっきりと収納できているのだ。
【外観】
フロントグリル 3万2000円
ミラーカバー水圧転写 4万円
ドアハンドルアンダープロテクターカバー 3500円
【室内】
フロアマット 1万2000円
カップホルダー 5500円
ラゲッジマット 1万円
ピロホルダー 8800円
【サスペンション】
マルチアクションコイル74(1インチアップ)
3万8000円
マルチアクションダンパー 8万円
オートレベライザー延長ブラケット 1500円
Rブレーキホース延長ブラケット 4300円
【タイヤ&ホイール】
ワーク・クラッグガルバトレ 7.5J ×16 +5
ミシュラン・クロスクライメイト 235/60-16
マットサービス ファクトリー代表 蔦田賢士さん
ドレスアップ系だけでなく、走りへの拘りも相当強い。
ユーザーの必要とする内容をきっちり把握し、最善を尽くすチューニングアプローチから根強いファンが多いのだ。
楽しいことが大好きで何やら秘密の計画も構想中。
●電話:072-890-1221
●住所:大阪府枚方市村野本町16-28
●営業時間:10:00〜20:00
●定休日:火曜日・イベント開催日
問マットサービスファクトリー 大阪府枚方市村野本町16-28
072-890-1221 http://www.matsf.com
Vol.244 スズキ ・ ジムニー&ジムニーシエラ No.7(2020/6/30)より
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