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海外向けの300系ハイエースをベースに作られた超ビッグサイズなミニバン、トヨタ・グランエース。
東京オリンピック開催に向け、インバウンドの需要を見込んだ送迎用とも言われるが、堂々としたスタイル、3列目まで広い車内など、実はクルーザー的に使いたいファミリー層にもお薦めなクルマだ。
2019年12月の発売以降、いくつかのカスタムメーカーがパーツをリリース。ここに登場するレガンスもそのひとつ。シンプルなフロントアンダースポイラーが、純正では物足りないフェイスの厚みをしっかりと補ってくれる。
地を這うような車高は、ボルドワールドのエアサスによるもの。カスタムユーザーはまだまだ少ないグランエースだが、ボルドワールドではエアサスの問い合わせ、購入が多いというのだ。
確かに車両価格600万円を超え、ある意味アルファード&ヴェルファイアよりもプレミアムな面もあり、高級なパーツが売れることは想像できるが、それだけではないエアサスにしたくなる理由があったのだ。
ミニバンの中でも飛び抜けて大きなボディサイズ
エアサス最大のメリットは、ボタン操作で車高を簡単に変えられること。つまり、低く見せたい、安心して走りたいを両立できるのだ。ダウンサスは車高が変えられず、車高調は変えられるが作業が面倒。車高を簡単に上げて走れるエアサスは走行時の安心感という意味では圧倒的に有利。
ではなぜグランエースでエアサスか。それはボディサイズにある。ホイールベースは長ければ長いほど段差等の乗り越えで下回りをすりやすい。例えば踏切のように盛り上がっている場所では、極端に言えば亀になりやすいということ。
グランエースのホイールベースは3210ミリと飛び抜けて長い。ちなみに30系アルヴェルやE52エルグランドは3000ミリ、200系ハイエースでも最大3110ミリ。
さらに、傾斜路の進入や退出時の擦りやすさと関係してくるオーバーハング(タイヤの中心からバンパー先端までの距離)も、アルヴェルが前895〜905ミリ、後ろ1035〜1040ミリなのに対し、グランエースは前970ミリ、後ろ1120ミリとここでも7〜10センチ近く長い。
それゆえに低さを求めようとすると、エアサスじゃないと現実的に日常生活で使いにくいクルマになってしまうのだ。
もっともリーズナブルなモデルは、機械式のシンプルな仕様を採用するレボリューション2スーパーダウンで40万円を切る。
最上級モデルは、電磁弁式でスマホアプリでの車高調整や自動的に作動するミストフィルターを備えた多機能なイグジスト(58万3000円)。
モデル名 | レボリューション2スーパーダウン | レボリューション2スーパーダウン | レボリューション グリッターバージョン スーパーダウン | レボリューション アドバンス スーパーダウン | レボリューションスーパーダウン イグジスト |
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方式 | 機械式 | 電磁弁式 | 電磁弁式 | 電磁弁式 | 電磁弁式 |
仕様 | フロント=スタンダードストロークショック、リア=純正ショック流用、減衰力固定 | フロント=スタンダードストロークショック、リア=純正ショック流用、減衰力固定 | フロント=スタンダードストロークショック、リア=純正ショック流用、減衰力固定、デジタルデュアルメーター&ワイヤレスリモコン「グリッターシステム」搭載。 | フロント=スタンダードストロークショック、リア=純正ショック流用、減衰力固定、プレストレージシステム付属 | フロント=スタンダードストロークショック、リア=純正ショック流用、減衰力固定、プレストレージシステム、イグジストシステム付属 |
価格(税込) | 38万5000円 | 47万3000円 | 49万5000円 | 55万円 | 58万3000円 |
問:ボルドワールド 0868-74-1221
http://www.boldworld.co.jp
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_霜田奈緒]