- 週間ランキング
結論から言えばピンキリ。例えばフロントスピーカーだけを交換するならば、手軽なモデルでパーツ代は1万円以下で工賃も5000円程度。これでも音は良くなり、十分にカスタムした感を実感でき、楽しめる。しかし、上も見ればキリがなく、高級な前後スピーカー&アンプ&サブウーファーを選んで、ラゲッジにアクリルやLEDでワンオフインストールすると、三ケタ万円も余裕で到達する。RCAケーブルだけで超高額なものは5mで50万円超えのものも。始める前にどこまでを目指すかを何となく頭に描きながらコストと相談して進めていくのがベスト。
メインユニットやアンプへの「電源ケーブル」、アンプからスピーカーまでの「スピーカーケーブル」など、オーディオには様々な配線が必要となる。もちろん純正でも配線はあるが、例えば高性能なスピーカーに交換したとして、その途中の道(=スピーカーケーブル)が純正のままでは、せっかくのスピーカーの性能を発揮しきれない。電源ケーブルも同様に、使用するユニットやパワーアンプに必要な電流を送れない線では宝の持ち腐れになってしまう。とはいえ太ければ、高ければ良いというわけでもなく、適切なものをショップと相談して選べばOK。
アルファード&ヴェルファイアの純正にはTコネクトSDナビとセットのJBLプレミアムサウンドシステムという70万円超えの設定がある。12chアンプで17スピーカーと数字を見ればハイスペックだが、金額に見合う音なのかという疑問も良く聞く。システムとしては純正でできあがっているので、なかなかカスタムしづらいというが、スピーカー交換やパワードサブウーファー追加、外部アンプ追加も実は可能。WEBで検索すると多くの専門店がアルヴェル専用メニューを提案しているので、音に不満がある人はぜひ探してみては。
2006年に発売された衝撃的なパワーアンプ、ロックフォードの「T15kW」。何がすごいって、最大出力1万5000Wという超弩級のパワー!! 比較対象とするか微妙だが、ごく一般的なカーナビに内蔵されているアンプはだいたい50W×4ch。当時の価格は420万円!!!! 写真のハイエース・スーパーロングは、64発のサブウーファーと18発の6×9インチスピーカーをこれ1台で鳴らしきる規格外のショーカーだ。スーパーロングの幅広な室内幅と比較して分かる大きさもまた規格外。
懐かしのカセットテープ。小学生の頃は自分で好きな曲やラジオ(オールナイトとかヤンパラとか)をダビングしてオリジナルを作ったものだが、そのカセット、数年前にちょっと再燃したんですよね。そのタイミングでは、ビートソニックがHCT3という、カセット再生に加えUSBやSD再生ができるという新旧入り交じるシュールなヘッドユニットを出していたんですが、すでに生産終了。今はMAXWINというブランドが唯一出しているようです。某オークションサイトを見ると、ナカミチの名機も出てきます。当時のオーディオシステムで再編成してみるというのはどうでしょう。
これまた、今となってはマニアな再生メディア、MD。カセットテープに代わるべくソニーが発表したメディアで、持ち歩くポータブルCDプレーヤーの音飛びにうんざりしていた世代には当時人気でしたね。カーAVもCD/MDヘッドユニットなど2DINタイプを中心にたくさんラインアップしていましたが、現在生産されているモデルはないようです。こちらも某オークションサイトではまだまだ売ってました!
カセット、MDと来たので、さらに懐かしい置き型スピーカーはいま買えるのか。ここまで来ると「ロンサムカーボーイ(当時のパイオニアのカーオーディオシリーズ名)」な時代ですが、セダンのリアトレー部に置くスピーカーで、ブランド名がイルミで光るのが定番。PIONEERやKENWOODなど、光ってましたね〜。その置き型スピーカー、実は今でも買えるんです!! しかもカロッツェリアブランド!もちろんロゴも光りますよ、どうです!?
スタイルワゴン2020年5月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]