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もちろん多くの荷物を、汚れることも気にせず載せられるという機能的なメリットは変わらないが、今はその収納力よりも、お洒落なアクセントとして効果的だと注目されている。
このブームの発端はスタンス系カスタムにある。ベタベタに車高を落としたクルマにルーフラックを加え、ホイールを積むなど思い思いのアピール場所として広まった。
これまでのローダウンスタイルとは違う異色な雰囲気が妙にお洒落に見えたのだ。その後、アウトドア人気でブームに拍車が掛かる。アウトドアもある意味クルマのカスタムに通ずるところがあり、ルーフの上はお洒落なギアを魅せる場所として確立されつつあるのだ。
また、今年はオーバーランダーがオフ系カスタムのキーワードのひとつだが、それによりルーフテントも追い風。そんなわけで、今ルーフはかつてないほどオモシロい場所になっているのだ。
アテンザワゴン(上)、アクセラともに、ツライチっぷりもばっちりなスタンス仕様。クルマとしては低さを絶対的に追求しているのに対し、あえて上背が上がってしまうルーフカスタムを加えることでストリートな印象が高まる。
本格的な4WDである150系プラド(上)、ジムニーシエラを、アウトドアだけではなく街でもお洒落に乗りこなせる街オフ仕様に仕立てた2台。ルーフボックスをカモフラ柄にラッピングしたり、ラック前方にLEDバーを加えたりと個性を見せる。
載せたい荷物によってもルーフに取り入れるパーツは変わってくるが、大きくはこの4つ!
ルーフイジりの定番
載せるものの自由度が高く、アイデア次第で自由に使えるのがルーフラック。ほぼフラットなルーフラックは2万円程度からあるが、写真のように横壁のフレームが付いたバスケットタイプは7万円〜が相場。ラック前にフェアリングという整流パーツや、LEDバーをプラスするなど追加カスタムの余地もあり、人気が高い。
積載量重視ならコレ!
載せたものが汚れない、雨に濡れない。車内と同じような積載スペースとして使えるのがルーフボックス。積載容量によってパーツ代は幅広く、大きいものは10万円を超えるものも多いが、長い物も積めるので便利。また、多くは鍵付きなので、ドライブ途中、休憩時にも荷物の心配をする必要がないというのもメリット。
今年注目の車上泊ギア
アウトドア、キャンプがブームの今、ルーフカスタムで最も注目度が高いのがルーフテント。文字通りルーフの上で開くテントで、地上に広げるテントに比べ、準備片付けが簡単、地面に広げないので汚れないなどのメリットがある。今年流行るであろうオーバーランダースタイルにも欠かせない。価格は広さにより変わる。
オーニング
サイクルキャリア
ヒッチカーゴ
スタイルワゴン2020年5月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]