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単体で交換してもいいし、ホイールと一緒に換えてもOKだが、まずサイズの目安を知ろう。
プラドの純正タイヤサイズ(TX系グレード)は265/65R17。
ホイールは7.5J+25で、まずはこれが一つの基準となる。
ここからワンサイズアップのタイヤは265/70R17で、外径が25ミリほど大きくなるので車高も1センチ強上がる計算。
これならホイールを換えず、フェンダー加工などもナシで普通に履ける。
「BFグッドリッチならATもMTも選べる。汎用性の高いサイズといえます」とロードハウスの藤森さん。
ホイールも一緒に換えたい場合は8J+20なら問題なし。
さらに迫力を求めるなら車高を2インチほど上げ、タイヤは285/70R17と太くするのもいいだろう。
ただし、ホイールが8J+20だと、フロントアッパーアームに干渉する可能性がある。
インセットを+10にすればかわせるが、そうなると今度はフェンダーからハミ出すリスクが発生する。
ならばいっそオバフェン(片側20ミリ)装着を前提として、インセットはプラマイゼロにすれば、タイヤは285/70R17でもアッパーアームをかわせて、かつ外にもハミ出さない。
見映えも純正とはガラリと変わってくる。
インチアップを考えている場合は、18や19インチではそこまで代わり映えしないので、やはり20インチが本命だろうか。
「車高を上げない場合は、タイヤは275/55R20、ホイールは8.5J+15でギリギリ収まるかなという感じです」。
こちらも車高を上げると、もうワンサイズ大きい285/55R20が欲しくなってくるところ。
しかし例によって、8.5J+15ではアッパーアームに当たりそうな気配。
履かせたいならインセットは+6にしてかわし、外に出た分はオバフェンで収めるというやり方が必要になるだろう。
「クルマの個体差やタイヤ銘柄によってもマッチングは微妙に変わってきます。あくまで目安として考えて下さいね」
日本語で「全地形タイヤ」を意味する通り、舗装路でも未舗装路でもあらゆる路面に対応。
ゴツゴツしているが、M/Tよりはブロックが細かく溝も細い。
泥濘地や岩場、砂地など、オフロードに特化した性能を持つ。
見た目はいかにもゴツくワイルドな印象だが、その分舗装路ではロードノイズが大きくなる。
フェンダーの状態 | ホイール | タイヤ |
17インチでフェンダーは純正のまま | 8.0J×17(+20) | 265/70R17 |
17インチでオバフェン(20ミリ)装着 | 8.0J×17(0) | 265/70R17 |
20インチでフェンダーも純正のまま | 8.5J×20(+15) | 275/55R20 |
20インチでオバフェン(20ミリ)装着 | 8.5J×20(+6) | 275/55R20 |
【2インチアップ向け】
フェンダーの状態 | ホイール | タイヤ |
17インチでフェンダーは純正のまま | 8J×17(+20) | 275/70R17 |
17インチでオバフェン(20ミリ)装着 | 8J×17(0) | 285/70R17 |
20インチでフェンダーは純正のまま | 8.5J×20(+15) | 285/55R20 |
20インチでオバフェン(20ミリ)装着 | 8.5J×20(+6) | 285/55R20 |
※タイヤサイズは、BFGoodrich T/A KO2 を想定したものです。
泥除けやフェンダーの加工が必要となるマッチングも含まれています。
2インチアップの17インチ&20インチ純正フェンダーはアッパーアームに干渉する可能性があります。
比較的お手軽なのはサスペンションで車高を上げる方法。
バネ交換だけでもいいが、ショックやラテラルロッドも含めて専用品に換えた方が走りや乗り心地にも期待が持てる。
もう1つ、ブロックを使う手法はいわゆるボディリフト。
ボディとフレームにブロックを噛ませてボディを持ち上げるやり方だ。
補正部品を含めるとパーツ数は多くなり、取り付けの手間も掛かるのでコストは高め。
ブロックによる車高アップが40ミリを超える場合は構造変更も必須となる。
バネを換えるだけで車高は上がるが、ショックをブラケットで延長したり、アライメント補正なども必要になってくる。
ロードハウスでは「ボディアップマウント」という手法を採用。
基本的な理屈はボディリフトと同じだが、ボディに掛かる負担が少ないのが利点。
スタイルRV VOL.143 ランドクルーザープラド No.3(2020/3/26)より
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