利便性と視認性が向上する魅力度アップの機能

乗用車で好評の最新安全装備をオプション化


ハイエースのバン・ワゴン・コミューターを一部改良し、5月1日(金)に発売されることが発表された。

内容は安全装備の強化が軸。乗用車で好評の車両後方のカメラ映像をルームミラーに映し出す「デジタルインナーミラー」や車両を上から俯瞰で見たような映像をナビ画面に表示する「パノラミックビューモニター(360度モニター)」をAT車にオプション設定できるようになった。そのうえ、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違い時に障害物を検知してエンジン出力を抑えるクリアランスソナー機能に、前後進行方向にある壁などの静止物を検知している場合では距離が縮まると衝突被害軽減ブレーキが作動するパーキングサポートブレーキ機能も追加。この機能もAT車のオプション設定になるが、Toyota Safety Sense装着車のみ選べるオプションであることを覚えておきたい。

また、オプティトロンメーターも進化した。メーター内の右端に航続可能距離や車線はみ出し警報などの表示切り替えができる4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを採用。情報提供能力を高めただけでなく、視認性や利便性も向上させている。

さらに、ウェルキャブ車とTECS(特装車)も同様の一部改良が施されたうえ、Toyota Safety Senseの設定グレードを拡大するなど、より安全性能を充実させている。



バン スーパーGL(標準ボディ)


ワゴン GL(ワイドボディ)


デジタルインナーミラー



車両後方のカメラ映像をルームミラーに表示。下部中央にあるレバーを操作することで、鏡面ミラーからデジタルミラーへの切り替えが可能だ。


インテリジェントクリアランスソナー

[パーキングサポートブレーキ(静止物)]




アクセルの踏み間違いによる衝突を緩和し、被害を軽減するシステム。前後誤発進抑制機能が作動し、それでもクルマが壁などの障害物(制止物)に接近するようであれば衝突被害軽減ブレーキが作動する。


オプティトロンメーター



中央のスピードメーター、左側のタコメーターはそのままに、右側にあった燃料メーターなどを移設。右側の開いたスペースに、4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを組み込んだ。


マルチインフォメーションディスプレイ



航続可能距離や始動後走行時間を表示する画面を設定。




レーンディパーチャーアラートは図面化し、視覚的にも注意喚起を促す。




ソナー検知状態も図面化。ぶつかる危険がある場所は赤枠に点灯する。


Toyota Safety Sense作動イメージ



ミリ波レーダー+単眼カメラ方式によるダブルの目で車両と歩行者(昼)を検知するToyota Safety Sense。衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、オートマチックハイビームの3機能に加え、インテリジェントクリアランスソナーがオプションで選べるようになった点は高評価だ。


【SPECIFICATION】


<バン>

DX(標準/2.0Lガソリン) 241万6000円(2WD)

DX(標準/2.8Lディーゼル) 299万1000円(2WD)

DX(ワイド/2.7Lガソリン) 272万5000円(2WD)

スーパーGL(標準/2.0Lガソリン) 306万1000円(2WD)

スーパーGL(標準/2.8Lディーゼル) 364万円(2WD)

スーパーGL(ワイド/2.8Lディーゼル) 378万4000円(2WD)


<ワゴン>

GL(ワイド/2.7Lガソリン) 311万6000円(2WD)

グランドキャビン(ワイド/2.7Lガソリン) 368万4000円(2WD)


<コミューター>

DX(ワイド/2.7Lガソリン) 322万1000円(2WD)

GL(ワイド/2.7Lガソリン) 327万1000円(2WD)


※ほかに、ウェルキャブ車、TECS(特装車)もあり。


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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 <トヨタ・ハイエース>バン・ワゴン・コミューターを一部改良! 最新装備を搭載して安全性能を強化【新型車レポート】