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コンパクトカーは、普段使いが重視されるクルマだ。だからこそ、取り回しに直結するボディサイズであったり、居住性や荷室空間など室内の使い勝手は、購入前にチェックしておきたい項目である。そこで、先日発売された国産2大コンパクトカーであるホンダ・フィットとトヨタ・ヤリスを5つの項目に分けて機能ごとに評価してみました。編集部の勝手な独断と偏見で判断していますので、2台のクルマを選ぶときのちょっとした参考になればと思います! それでは、Part1からスタート!!
対決項目1
ボディサイズ
【FIT】e:HEV HOME 評価○
ヤリスに比べて全長は+55mm、全高は+15mmとボディ自体はやや大きくなる。しかし、全幅のサイズは同数値になるため、最小回転半径が4.9mと10cmだけ大きいが取り回しはほぼ変わりがない。オプションのHonda CONNECTナビを装着すると全高が1540mmとなるが、立体駐車場は使えるので問題なし。
全長:3995mm
全幅:1695mm
全高:1515mm
【YARIS】HYBRID G 評価◎
フィットに比べて全長は-55mm、全高は-15mmと小振りになり、最小回転半径も4.8mとなっているため、取り回しが楽チン。また、全幅がフィットと同じ1695mmと5ナンバーサイズなので、立体駐車場を含めたほとんどの駐車スペースを利用できるし、狭い道でもストレスなく走行可能だ。
全長:3940mm
全幅:1695mm
全高:1500mm
対決項目2
インパネ&シート
【FIT】e:HEV HOME 評価◎
フィットの優れている点は、視野角の広さ。フロントガラスのピラーを極細にしてブラックアウトすることにより存在感をなくすだけでなく、三角窓の面積を拡大することで、フロントサポートピラー間の視野角を約90度にできた。そのため、右左折での視認性も激的に向上している。シンプルで見やすい7インチ液晶パネルのバイザーレスメーターが標準装備となるのも高評価。新世代フレームを採用したシートはホールド性と座り心地を両立しているが、座面がフラットに感じるため、横に揺さぶられる印象。後席は定番のチップアップ機構があるので利便性は高い。
【YARIS】HYBRID G 評価○
インパネ断面を薄くして前方視野をワイドに見せるだけでなく、ステアリングを小径化しているため、室内は広く感じる。トヨタ初のフードレス双眼デジタルTFTメーターを採用しているのも好印象。しかし、前方視界やメーターの見た目はフィットが優勢に感じる。ヤリスが勝るのは、シートだろう。運転席及び助手席のシートが回転&チルトして乗降をアシストするターンチルトシートや好みのドラポジを記憶してレバーひとつで復帰させる運転席イージーリターン機能がオプションで用意されているため、同乗者も運転手も安心して乗降できるのは高評価。
対決項目3
ラゲッジルーム
【FIT】e:HEV HOME 評価◎
テールゲート開口幅を先代より広げたことで、荷物の積み降ろしやすさが向上したラゲッジ。ハイブリッド車はIPUを小型化することで後方の段差をなくしただけでなく、先代の3.5倍となる14Lの床下収納を確保している。しかし、ハイブリッド車は後席を折りたたんだときにやや段差が残るのと、荷室左側が張り出しているように感じるのが気になるところではあるが、広さはフィットが優勢。
【YARIS】HYBRID G 評価○
6対4分割式の後席が全車標準となり、ラゲッジの利便性が格段に向上したヤリス。ラゲッジアンダーボックスの深さは約170mmあるため、ベビーカーや植物を立てたまま積載できるのはイイ。オプションのアジャスタブルデッキボードを使えば、荷室を上下2段に分けられるだけでなく、後席を折りたたんだときにフラットになるので、使い勝手が向上する。荷室左右の張り出しが同じぐらいで見た目的にはヤリスのほうが使いやすそうではあるが、荷室はひとまわり小さい印象だ。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]