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MONSTER SPORT
世界のあらゆるステージで、スズキ系車両を走らせてきたモンスタースポーツ。
チューニングというよりメーカーレベルでマシンを開発する会社なのだ。
今回、JB64のデモカー「タフスタイル」を持ち込み、様々なパーツのお披露目となった。
まずは外観から。
個性的なフロントバンパー&スキッドバンパー。
シャープでメカニカル的な印象のフロントバンパーは、なんとFRPではなくウレタン製。
中心部分の開口部を大きく取り、スキッド部分をより印象付けるデザインで、フォグランプも使用可能。次に、エンジンフードダクト。
今回は、装着してあるだけだが、本来はボンネット本体に穴を開け、ルーバーとして使用。
こもりがちなエンジンルームの熱気を効率よく抜くことができ、フレッシュエアをエンジンに吸わせることができる。
さらに、貧弱な牽引フックを、丈夫でスタイリッシュなフックに変更。
レッドカラーも華やかだ。
インテリアでは、エンジンコンディションを確認するための追加メーターを、内装の美観を崩さずに設置するピラーメーターフードと2連メーターポッドを設定。
視認性抜群で、オシャレにインストールできる。
さらに手に馴染むシフトノブは丸型のホワイトカラー。
スポーツドライビング用のシフトペダルカバーにフットレストは必需品だ。
そして、キモとなるサスペンションは、20ミリアップのEXチューンサスペンション。
基本コンセプトはストリート。
硬質感のあるフィーリングで、リフトアップ車にありがちな、ふらつきは皆無。
ターンインの応答性はかなりシャープだが、気難しさは無い。
特に、パッセンジャーカーからの乗り換え組に最適で、リフトアップジムニー特有の揺り返しがない。
さらに、ステアリングダンパーを大容量化したおかげで、荒れた路面でのステアリングの落ち着きは抜群。
ステージをストリートとした時、このサスペンションはかなりお勧めのアシと言えるだろう。
他社と全く異なるシルエットのフェイスまわり。
個性を演出するにはこれ以上のものは無い。
エンジンフードダクトは見た目だけでなく、ボンネット本体に穴を開ければかなり有効なチューニングアイテムになる。
エアロバイザーは、どれも同一な形状に、一矢報いるデザイン。
実用パーツなのに、オシャレというのはかなり有難い。
2本出しでありながら、サイレンサー部分は上部にオフセットし、可能な限り対地障害角を確保したマフラー。
純正の貧弱な牽引フックを強固なブラケットでアシスト。
スペアタイヤカバーにモンスタースポーツのロゴをあしらい、自己主張する。
ピラーメーターフードと、2連メーターポッドは、エンジンの管理を行う上で必須な追加メーターを設置する際の必需品。
手に馴染むシフトノブが操作フィールを向上させる。
スポーツドライビングペダルカバーとフットレストは、ロングドライブとスポーツ走行時の必需品。
フロアマットのレッドが差し色になり、オシャレ度もアップ。
エンジンルーム。
モンスタースポーツのノウハウが凝縮されている。
PFX400インテークキットと呼ばれるインダクションボックスは、車両前方から導入した空気を安定した形で停滞させ、吸入管圧力に対して、効率よく大容量の空気を取り込むことが可能。
膨張しやすいタービン付近のパイピングも強化されている。ラジエターのホースも強化品。
パーツ類はレッドで統一され、ドレスアップ的なコーディネイトもバッチリだ。
純正ステアリングダンパーからボルトン交換で成立するステアリングダンパー。
容量とセッティングが変更され、アシスト能力が高い。
それでいて、ステアリングフィールは重くならない優れものだ。
さらに、EXチューンサスペンションのターゲットはストリート。
硬質感のあるストロークフィールは、エントリーユーザーに最適と言える。
リフトアップは20mmだ。
商品開発室課長 岡部晃成さん
このマシンのコンセプトはストリートです。
パッセンジャーからの乗り換え組が快適に走れるように作りました。
容量を増やし、受け止め性能を向上させたサスペンションは、今後の大幅スープアップにも対応。
更なる開発は進んでいます。
今後は出力アップにおいてのメニューを開発中です。
問:タジマモーターコーポレーション
電話:0538-66-0020
URL:https://www.monster-sport.com
ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より
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