どんなクルマでも体感できる

デッドニングで“聞こえる”カスタム


Aodea/オーディア




難しい配線作業はなし

オーディオメイクの第一歩


ディスプレイオーディオやマルチシステム化されたメインユニットの登場で、ヘッドユニットが交換しにくくなるなど、オーディオカスタムは以前に比べてかなり自由度が減っているのは事実。


でも純正のままでは機能的に物足りないし、音に良い車内環境かと言えば、そうではない。


様々なDIY向けパーツをラインアップするエーモン工業には、そうした悩みを解決するための専門ブランド「Aodea(オーディア)」がある。


ブランドコンセプトは、“音楽を楽しむ理想のパーソナルスペース創りをトータルサポート”。ラインアップされる製品は、スピーカー性能を引き出すためのfor SOUND(音質向上)と、音楽以外のノイズを低減させるためのfor SILENT(静音)に分かれ、それぞれに様々なパーツが用意されている。


どちらも電気的な配線を引き直すなど難しい作業はなく、DIYでも十分にトライできるレベルにある。


今回は新型RAV4をベースに、両者の代表的製品を装着。その効果を体感してみた。


音質向上のメインはドアのデッドニング。ドアスピーカーは、ドア内のインナーパネルとアウターパネルの間にあるスペースをボックス化することで音を奏でているが、純正のままではサービスホールと呼ぶ穴が多く空いており、完全な密閉空間にはなっていない。


また金属や樹脂など様々な素材同士が接する部分では振動によりビビり音が発生し、音楽以外の音が混在してしまう。制振材や吸音材を使って密閉空間を作り、余計な音鳴りや振動を抑えるのがデッドニングという作業。


地道だが、実はこれが大きな違いを生む。スピーカーが純正のままであっても、スピーカーからのみボリュームを上げても周囲に振動が起こらないので、音はクリアなのだ。


静音は、車外から車内に入ってくる耳障りなノイズを抑制するのが目的。例えば足元から聞こえるロードノイズ、ウィンドウ越しに聞こえてくる風切り音など、これらは音楽の聞きやすさだけではなく、会話のしやすさにも影響を及ぼす。


装着後は確かにこれらの音が収まり、ドアスピーカーの音もクリアだ。そして後席との会話がしやすいのも体感できた。


オーディオをカスタムしたいという人はパーツ交換にこだわらず、まずはデッドニング&静音に力を入れてみてはどうだろう。


意外なほどの効果にクルマを運転するのが楽しくなるはずだ。


for SOUND


純正スピーカーでも効果を体感

スピーカー本来の力を引き出す




ドアパネルを装着すると一切見えないが、内側はきっちりとデッドニング済み。見せられないカスタムだが、効果は絶大。




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data-image-title="129213" data-image-description="ドアの外側パネル(アウターパネル)には、制振シートと吸音シートを貼り付け。ドアの振動を抑え、余計な音の反射を吸収する。" src="https://dressup-navi.net/wp-content/uploads/2020/02/SW202002_092_005.jpg" alt="「デッドニングって知ってますか? スピーカーやユニット変える前にオーディオカスタムの第一歩」の1枚めの画像"
class="alignnone size-full wp-image-129213"/>ドアの外側パネル(アウターパネル)には、制振シートと吸音シートを貼り付け。ドアの振動を抑え、余計な音の反射を吸収する。




デッドニングキットハイグレード(ドア) ITEM No.8302

フロントドア2枚のデッドニングをするための素材がすべて揃ったキット。これひとつで、まずは基本となるフロントドアスピーカーまわりのデッドニングができる。制振シートを圧着するためのツールや汚れ落とし用のシート、説明書も付属しているので、作業も楽。

●セット内容:制振シートハイグレード(インナーパネル用)、耐熱制振シート(アウターパネル用)、吸音シート(アウターパネル用)、防音テープ(ドアパネル用)、クリーンナップシート、ホールドシール、制振シート圧着ツール、デッドニングガイダンス


今回は使用していないが、スピーカー周囲に特化したデッドニングキットもあり。ドア用と併用すれば、さらに効果が得られる。


for SILENT


耳障りなノイズを抑えることで音楽や会話がスムーズに聞こえる


風切り音防止モール(ドア) ITEM No.8353

ドアの純正ゴムモールが接するボディ側に貼り付け、密着性を高めるモール。走行中の風の侵入を防ぐことで、風切り音を解消。


ロードノイズ低減マット(フロア) ITEM No.8362

フロアマットとフロアの間に敷くことで、最大4dBのロードノイズを低減。フロアマットと同形状にカットして敷くだけ。


風切り音防止モール(ドアエッジ) ITEM No.8352

リアドア前端のエッジに挟み込むモール。前後ドアのすき間を埋めることで風切り音を低減。特殊な発泡ゴムで密着性が高い。


静音シート(フロア) ITEM No.8359

純正吸音材としても多く採用されるシンサレート素材。スペアタイヤ下やフロア、ルーフ内に施工することで細かなノイズを吸収。


ロードノイズ低減シート(フロア) ITEM No.8361

RAV4では後席でのノイズが目立ったため、スペアタイヤ部の静音シートの下、鉄板部分に貼り付け。ノイズ発生源の振動を減衰。


風切り音低減フィン ITEM No.8356





窓越しに聞こえてくる風切り音を抑えるパーツ。ドアミラー横、ドアミラー下、ピラーに貼り付け、側面の風の流れを整える。


問:エーモン 0790-22-6262

https://www.amon.jp



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 デッドニングって知ってますか? スピーカーやユニット変える前にオーディオカスタムの第一歩