新進気鋭の人気ショップが続々参入、JIMNY SHOP SPECIAL DEMOCAR


HKS九州サービス[エッチケーエスキュウシュウサービス]



HKS九州サービスと言えば86/BRZやS660などスポーツカー系を得意とするチューナーという印象が強いかも知れないが、実はJB23/33の時代から、ブーストアップや過給機チューニングに取り組んで来たことをご存知だろうか?

同社代表の竜円さんは車種やカテゴリーを問わず「楽しさ、乗り易さ」を念頭においたクルマ作りを常に心掛けており、今回スポットを当てたJB74シエラも、この点を重視。HKSのスーパーチャージャーユニットによる、全域トルクフルな乗り味を狙った取り組みが進められている。


「先代モデルのJB43と比較して、排気量アップによる性能面の向上が図られた新型シエラですが、それでも上りのワインディングや高速巡航といった場面では正直もうひと声、走りの余裕が欲しいトコロ。

ジムニーファンの間では定番のカスタムとされているタイヤの大径化を行えば、その印象はさらに強くなると思います。

このストレスを解消させるため、スーパーチャージャー化を行いました。

現在はまだセッティングの段階ですが、最終的にはノーマル比30%アップ程度のスペックを目指しています」。


排気ガスの流れを利用するターボに対し、スーパーチャージャーはクランク軸から動力を取り出すため低回転域からのレスポンスに優れ、さながら排気量が拡大されたかのようなトルク特性を体感することができる。

ピーキーさとは無縁のナチュラルなフィーリングもスーパーチャージャーならではのモノで、ATでも出足の鈍さを感じることは無いハズ(デモカーはMT車)。

今後はさらに燃調部分を煮詰め、文頭にも記した高い次元での「楽しさ、乗り易さ」を備えたシエラに仕立てる予定とのこと。

日頃からパフォーマンス面で物足りなさを感じている人はぜひ一度、同社に相談してみてはいかがだろうか。




まだまだ、全国的に納車待ち状態が続いているというシエラ。

HKS九州サービスも発売直後にオーダーを入れ、ほぼ1年がかりでの納車となったとか。

このため、外観はまだフルノーマル。それでも、一ヶ月足らずでスーチャーの実装までこぎつけたのはサスガ!


HKS SuperCharger &Intercooler




HKS製スーパーチャージャーが装着されたエンジンルーム。エンジン上部のクリーナーBOXを取り去り、インタークーラーからのインテークパイプをワンオフで製作。パイピング加工の美しさもHKS九州サービスのウリの一つだ。




2つのパイプの隙間から見えるのがHKS製スーパーチャージャー。写真はユニットを仮組みした状態のもので、本来はクランク側へとつながる駆動用ベルトが取り付けられる。取り付けに要する加工部分の少なさも、スーパーチャージャーのメリットと言える。




スーパーチャージャーにより過給された空気の温度を下げ、充填効率を高めるHKS九州サービスオリジナルの前置きインタークーラー。グリルを取り付ければ、ほぼ見えなくなるのが残念。




シエラ用のK15Bエンジンの制御に関するアフター品が現状では皆無のため、燃料、点火時期調整についてはFCON-iSを使用。この臨機応変な対応力は、創業35年以上という長年のキャリアにより培われたもの。なお、ノッキング対策のため使用燃料はハイオク指定となる。


CUSTOM PARTS LIST[JB74W JIMNY SIERRA]


●HKS九州オリジナルスーパーチャージャー

●HKS九州オリジナル前置きインタークーラー

●HKS F-CON iS

●HKS イリジウムプラグ


なんと、ターボ計画も同時進行中! HKS Turbo Charger


本文中ではスーパーチャージャーとの相性の良さを謳ったが、高回転域までスカッと吹け上がるフィーリングを求めるニーズにも対応すべく、ボルトオンターボ仕様も同時に製作中。

現時点ではまだ、タービンの位置決めのみを行なった段階だが、これによりエキゾーストマニホールドの形状にもメドが立つため、完成は想像以上に早くなりそうだ。

タービンはこれまで同社が1.5リッタークラスに用いて来たギャレットT20。

エンジン本体のキャパシティにもよるが、200馬力程度のパワーを想定しているという。こちらも完成が楽しみだ!




こちらはJB64のタービン交換仕様。実車の発売直後に作業を行なったため、燃料やブースト圧など制御系はEVCとFCON-iSを使用。90馬力のMAXパワーを十分な安全マージンを確保しつつ実現させている。




シエラ用のタービンはギャレットT20を積む。200馬力ものハイパワーを叩き出す。




カプラーオンでブーストアップが可能なHKS製パワーエディター。HKS九州サービスでは、よりセッティングを煮詰めたスペシャルデータ仕様(ハイオク指定)も取扱中。詳しくはお問い合わせを。




シャシーダイナモによるデモカーの開発テスト風景。時にはエンジンの耐久性を試すべく、あえてハード志向のセッティングを行うこともあるという。これも、ユーザーサイドに立った同社の姿勢を象徴する部分だ。


CUSTOM PART LIST [JB64W JIMNY]


●HKSターボチャージャー(ギャレットT20)

●EVC

●HKS F-CON iS

●エキゾーストマニホールド


JB33/43ベースの過給機仕様も好評!




こちらはJB43へのスーパーチャージャー装着例。43、33ともにターボチャージャーの装着実績も多数。ターボ付きの軽モデルに対し、モッサリとした乗り味だったJB33/43の走りを一新させるメニューも用意されている。


HKS九州サービス




GTスポーツカーのみならず、ミニバンやコンパクトカーなど、アンダーパワーなNA車への過給機チューニングも得意とするHKS九州サービス。創業35年の超エキスパートなのだ。


HKS九州サービス

電話:093-931-6910

住所:福岡県北九州市小倉南区蜷田若園3-12-15

営業時間:9:00〜18:00

定休日:木曜、第2水曜

facebookも開設中

URL:https://www.hks-kyusyu.co.jp


ハイパーレブ Vol.241 スズキ ・ ジムニー &ジムニーシエラ No.6(2019/12/26)より



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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 太っ速! スーパーチャージャーの効果は絶大、普通車版ジムニーの魅力を再認識|JB64 ジムニー JB74W ジムニーシエラ カスタム