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カスタム誌を中心としたフリーランスの編集者兼ライターであり、自らの愛車もかなりのお金をつぎ込みカスタムを実践。ドレコンにも参加しちゃうほどカスタムライフを楽しでいる岩田直人氏、通称“岩田部屋”。2つのプロ目線を持った岩田氏にカスタムすることの魅力、楽しみをユーザーかつ編集者の目線で教えてもらう新連載【カスタムの何でも質問受付処“岩田部屋”】をスタートします! 今回は第8回目!
ひと昔前のクルマはヘッドライトのレンズがガラスでできていましたが、今のクルマはほとんどが樹脂製。
ただ樹脂の弱点は、直射日光やバルブから放たれる熱の影響で黄ばんでしまう可能性が高いということ。
そのまま放置していると黄ばみが進行してレンズの透明度が失われ、それがヘッドライトの光量低下を招き、車検に通らないという恐れがあります。
「ちょっと黄ばんできたかな?」と感じたら、早めに対策したいところ。
ヘッドライトを新品に交換するのが最も手っ取り早いですが、原則的にライト丸ごとの交換になるため、結構な金額になります。
だからちょっとした黄ばみなら、量販店で売っている樹脂レンズ用クリーナーやコーティング剤を試してみましょう。
耐久性は値段相応ですが、こまめに施工すればキレイな状態を長く保つことができます。
また最近では、レンズを研磨してから特殊な薬剤の蒸気をレンズに当てて黄ばみや曇りを除去する、ヘッドライトスチーマーというアイテムが注目を集めています。
施工できるショップは少しずつ増えているようです。
一方、板金屋さんではライトを外し、レンズをペーパーがけ+コンパウンドで磨いてから、クリア塗装して黄ばみを取るという手法が一般的。
仕上がりや耐久性を考えると、このやり方が最も費用対効果が高いかなと思いますね。
ただレンズの裏側から黄ばみが発生したり、細かなヒビが入るケースもあります。それでも表面をキレイにしてレンズの透明度が増せば、多少は目立たなくなるでしょう。
岩田部屋 IWATA-BEYA
ドレスアップ系雑誌をメインに活躍する、フリーランスのエディター&ライター。そのかたわら自身もセダンをドレスアップしており、イベントにも参加している無類の改造車好き。座右の銘は、「車高と腰は常に低くあれ」。