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30アルファード 30ヴェルファイア
ショッキングな映像が連日ニュースを賑わせた、記憶にも新しい常磐道の事件。
4人が死傷した東名高速での事故。
どちらもあおり運転を原因としたもので、その危険性を一気に世間へ認知させた。
警察も取り締まりを強化しているが、クルマを運転している以上、被害者になる可能性は否定できない。
そして、大事な愛車が傷つけられてしまうことも考えられる。
車両そのものを狙った犯罪も後を絶たない。
各メーカーも純正でイモビライザーやセキュリティ採用しているためか、車両盗難の被害は年々減少傾向にある。
とはいえ、盗まれている以上、安心はできない。
窃盗犯の中には、セキュリティを解除してしまう輩もいるようだ。
特に狙われやすいと言われるのが、高級車と海外でも人気の車種。
この条件はアルヴェルにピッタリと当てはまる。
また、ナビやナンバープレートをはじめとするパーツ盗難、車内の貴重品を盗む車上荒らしにも注意が必要だ。
自分や愛車が被害に遭わないためにも、カーライフを満喫するうえでも、できる限りの対策は施しておきたい。
現在、道交法上であおり運転の規定はないが、車間距離保持義務違反の取り締まり件数は激増している。
社会問題となり取り締まりが強化されてはいるものの、警戒するに越したことない。
2019都道府県別ワースト5
1位茨城県1339件
2位大阪府887件
3位千葉県673件
4位愛知県615件
5位埼玉県590件
*参考:犯罪統計資料(警察庁)
ここ3年、一番被害の少ない2019年においても、全国で1日約19 台が盗まれている計算になる。
特にワースト5の都道府県で60%以上を占めているので要注意。
なお、車上荒らしの件数は含まれていない。
あおり運転が社会問題化するにつれて、注目を集めているカー用品がドライブレコーダーだ。
ドラレコには多様なモデルがあるが、主流となっているは前後を撮影できるタイプ。
万が一被害を受けた場合に映像が残せるだけでなく、カメラで撮影されていると思わせることで、抑止効果が期待できる。
また、むやみに追い越し車線にいすぎない、車間距離を積めすぎない、交通の流れに合わせた走行をするなど、相手を思いやる安全運転の心がけも大切と言える。
前後を撮影する2カメラモデル
いま最もニーズの高いドラレコが、2 台のカメラで前方だけでなく後続車も撮影するタイプ。
後方から接近したクルマがどんな状態だったのかを記録できる。
後続車の接近を知らせて録画する便利機能を搭載したモデルもある。
360度を録画できるタイプも
ラインアップが拡大しているのが、前後方向だけでなく危険な幅寄せもバッチリと記録する、側面まで撮影できる360度カメラを採用したドラレコ。
より後ろ側を鮮明に記録するリアカメラが付属するものも増えている。
ドライブレコーダーの装着を周囲にアピールできるステッカーも、各メーカーから販売されている。
目立つモノからオシャレなデザイン、キャラクターものまで種類も豊富だ。
リアに貼れば、後続車からも良く見えるので、これだけでも、あおり運転対策に効果が期待できる。
クルマとスマートキーの間で行われる電波のやりとりをジャックして車両を盗むのが、リレーアタックと呼ばれる手口。
車両側がキーがあると誤認してしまうため、実際にはスマートキーを持っていなくても、ロックの解除やエンジンの始動ができてしまうのだ。
手軽なリレーアタック対策として、電波を遮断するキーケースやポーチなどのグッズが数多く販売されている。
また、純正スマートキーを節電モードにすることで、応急対策も可能。
純正キーの施錠ボタンを押しながら、解錠ボタンを2回押すとで節電モードになり、電波の受信待機を停止してスマートエントリーができない状態になる。
人気かつ高級車のアルヴェルは車両盗難、車上荒らしとも狙われやすいため、ぜひカーセキュリティを導入しておきたい。
車外からでもわかるように、セキュリティの取り付けを認知させることも有効だ。
車内に貴重品を置きっぱなしにしない、短時間でもロックする、といった普段からの取り組みも忘れてはならない。
窃盗犯はあらゆる手を使い犯行を行う。
万全を期すためには、セキュリティ専門のプロショップに行くことをおすすめする。
使用するセキュリティの性能の高さはもちろん、クルマの特性や犯行手口を考慮した、愛車に最適なシステムを構築してくれる。
リレーアタックを含め、車両盗難や車上荒らしの被害を防いでくれる頼りになる存在なのだ。
Vol.141 トヨタ アルファード & ヴェルファイア No.13より (2019.12.26)
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