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メニューの中心は外装でフロントバンパーのデザイン変更や、上級グレードにおいてはヘッドライトユニット内のデイライトとウインカーの一体化(ウインカーを出すとデイライトがオレンジに点滅する)やリアの“流れるウインカー〟化など見える部分が中心だ。
また、1.2Lターボエンジン搭載車に待望のMTが追加されたのもトピックである。
そして注目は「GRスポーツ」の追加だ。GRスポーツはトヨタのスポーツモデルで、街乗りからワインディング走行にかけての日常域の爽快感を追求。
ボディ補強に専用のサスペンションや19インチタイヤで走りを味付けし、スタイリングは専用フロントバンパーやホイール、さらには専用シートやステアリングホイールを組み合わせた内装とメニューは多岐にわたる。
それでいて、上級グレードのわずか10万円アップで購入できるのだからお買い得感は高い。
走りは、とにかく澄んでいる。スポーツモデルと言っても乗り心地は標準車より良いほどで、犠牲はない。
それでいてステアリングフィールのナチュラル感が大幅向上。まるでよく切れる包丁のように切れ味がスッキリし、操舵のコントロール性が高まっているのだ。
だから車線変更も旋回も無駄な動きがなく、修正舵が驚くほど少ない。エンジンの官能性はないが、少ないパワーをMTで引き出して走ることの楽しさを教えてくれる。
スタイルワゴン2020年2月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]