どーなの!? ディスプレイオーディオ
C-HRがマイチェンで全車標準装備、アルファード&ヴェルファイアも一部改良で上位グレード以外は標準装備となったディプレイオーディオ(以下DA)。話題の新型SUVライズはレス仕様を選べるが、基本はDA対応設計。DAってそんなに便利なの?
システム的には交換可能問題は取り付け方法……
スマホをUSBケーブルで接続し、いつものアプリが気軽に使えるディスプレイオーディオ(DA)。ルート案内、音楽を聞きたい、クルマの中で必要とされる最低限のことは十分まかなえる。
ナビがなくても、スマホで十分でしょ! そんな人もいるくらいだから、時代のニーズに合った存在なのかもしれない。でも本当にそれでいーんですか?
より大画面でキレイな映像を映したり、音質だってこだわりたい、最近は通信機能を充実させ車内でYouTubeが見放題なんていうナビもある。
社外ナビには純正にはない魅力的な機能があり、だからこそわざわざ交換したくなる。しかし最新のDAは、社外ナビへの交換が実質不可能という話が……。
某オーディオメーカーの開発担当者にその実情を直撃してみた。
『システム的には従来通り交換できるはずだと思います。ただディスプレイの薄さが問題。社外のナビ本体を設置するスペースがないんです。例えばライズの場合はダッシュボードの一部をくり抜き、専用パネルを作れば不可能ではありません。ただしそれはコスト的に厳しいと思います。DAと同じパネルでナビを作れないのか? という質問もありますが、情報量が制限されてしまいます。正直、現状は対応できませんという回答しかできません』。
可能性があるとすれば、DA専用の車種別パネルを製作しての交換。クラウドファンディングで製作希望者を募れば、意外と応募が殺到するかも!?
トヨタ・ライズでDAをチェック!
スマホ連動で、たしかに使い勝手はいい。音楽やナビ機能をスマホに頼るため、DVDやCDのスロットがなくシンプルなのも魅力ではある。
iPhone の場合はAppleCarPlayに対応。マップやミュージックなどがダイレクトに使用できる。iPhone 以外でも、トヨタ専用アプリを使えばスマホと連携可能。
メインメニューや音量のボリュームボタンは本体右側に集約。すべてタッチパネル式で操作できるようになっている。
ステアリングリモコンとも連動。トークボタンを長押しすれば音声認識機能Siriが起動し、様々なリクエストができる。
Apple CarPlayの利用はUSBケーブルでの接続が必要だが、ハンズフリー通話や音楽再生はBluetooth 接続でも可。
極薄ディスプレイで後方のスペース不足
DA本体の厚みは約10mm程度。車種によって設置方法は異なるが、ライズのようにインパネ上へ飛び出すように取り付けられた車種は、社外ナビへの交換は難しい。
トヨタのDA同様に社外ナビ化が不可能と言われていたマツコネは!?
トヨタが標準装備化を進めるディスプレイオーディオ同様に、社外ナビへの交換ができないとされていたマツダコネクト。ダッシュボードからモニターがせりだす設計で、コマンダースイッチによって操作する仕組み。しかしアルパインでは専用パネルの開発によって、11型BIGXを装着可能に。現在対応はCX-5/CX-8。このノウハウがいかされて、ディスプレイオーディオ車の社外ナビ化が実現できたらいいですよね。
スタイルワゴン2020年1月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]
情報提供元: ドレナビ