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大きく変わったのは、オーディオ面。これまでエグゼクティブラウンジ以外のグレードは標準がオーディオレスだったが、一部改良後は9インチのディスプレイオーディオが標準装備される。
ディスプレイオーディオとは、新型カローラやC-HRなどに搭載されている、ナビ機能とCDやDVD再生機能を持たない画面付きのヘッドユニット。
スマートフォンとの連携をする前提で考えられていて、ナビや音楽再生はスマホアプリに頼る。標準で使えるナビアプリはLINEカーナビのみ。Apple CarPlayなどを使用するためには「TV+
Apple CarPlay /Android Auto™」のオプションサービス(3万3000円)が必要。
また、スマホナビではなく、従来通りのカーナビが欲しい場合は、ナビキットと呼ばれるディスプレイオーディオに組み込むキット(6万6000円※T-Connect対応は11万円)を別途購入すれば、ナビとして使えるが、DVDやCDの再生はできない。
ディスプレイオーディオでDVDやCDを再生したい場合は、これも別途オプションとなるが、グローブボックス内に装着するCD・DVDデッキ(4万1250円)が必要となる。
気になるのはサードパーティのカーナビやヘッドユニットに交換できるかというところ。現時点では正確な情報はなく、あくまでも予想だが、そもそもディスプレイオーディオがごく一般的な2DINサイズではなく、またナビ裏の配線等の状況も分からないので、難しいだろう。カスタム好きにとっては何とも寂しい予想だが、ナビメーカーなどが解析を進めてアルヴェル専用モデルを開発してくれることに期待。
エグゼクティブラウンジは、従来通りT-Connect SDナビが標準装備される。こちらはブルーレイ、CDやDVD、TV再生も可能で、画面サイズが9.2型から10.5型へと拡大。JBLのプレミアムサウンドシステムとのセットとなる。このナビはその他グレードでオプションとして選ぶことも可能(72万1600円)。
12.1型から13.3型へとディスプレイサイズが拡大されたリアエンターテインメントシステムもエグゼクティブラウンジは標準装備。
その他にも変更点はあるが、バックガイドモニターの全車標準装備、3眼LEDヘッドライト、ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能の標準装備設定グレードの拡大、電動サイドステップ(オプション)の登場など、機能的な面に限られる。
30系アルファードの一部改良前後を比較
30系ヴェルファイアの一部改良前後を比較
【SPECIFICATION】
価格:アルファード&ヴェルファイア共通
2.5L+CVT(2WD) 352万円〜466万4000円
3.5L+8AT(2WD) 488万3000円〜742万1000円
2.5Lハイブリッド(E-Four) 454万7000円〜775万2000円
2015年1月26日 フルモデルチェンジにより30系誕生
アルファードは「豪華・勇壮」、ヴェルファイアは「大胆・不敵」をテーマにフルモデルチェンジ。先進的な安全装備を備え、リアのサスペンションにはアルヴェル初のダブルウィッシュボーン式を採用。見た目や装備のみならず、走りにも上質さを追求。デビュー後1ヶ月間の受注はアルファードが約2万台、ヴェルファイアが約2万2000台と絶好調。
2016年7月4日 特別仕様車を発売
アルファードは、専用ゴールドエンブレムやダークメッキガーニッシュ付きフロントフォグ、ウルトラスエードの専用シート表皮を採用したTYPE BLACK(タイプ ブラック)。ヴェルファイアはゴールド加飾を施したヘッドランプやダークメッキのフロントグリルなどを取り入れたGOLDEN EYES(ゴールデンアイズ)を特別仕様車として設定。
2017年12月25日 マイナーチェンジ
後期型へとマイナーチェンジ。外観はヘッドライト、フロントグリル、バンパー、バックドアガーニッシュ、テールランプの意匠変更。3.5L車はこれまでの6速SuperECTから8ATへと変更された。自転車や夜間の歩行者も検知可能な第2世代の「トヨタセーフティセンス」を標準装備。
2018年10月25日 一部改良
駐車場などでのアクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ[静止物])を全車標準装備。
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部_霜田奈緒]