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ビッグマイナーチェンジを果たしたデリカD:5。
ルックスや印象は大きく変貌したが、あくまでマイチェンゆえ、足まわり構造に関しては前期型と比べてそれほどの違いはない。
「とはいえ、前期用のリフトアップキットは流用できない。新たに開発しなくてはならず、ハートランドさんでようやくその第一弾が完成したところです」とロードハウスの高橋さん。
同社で扱っているキットは、そのハートランド〈ウォーカーサプライズ〉の製品。それにKADDISオリジナル車高調を組み合わせて、前期用では3/5/7/9インチアップメニューを揃えてきた。だが新型に関しては、4インチアップキットのみできたばかりなのだ(来年発売予定)。
「他社さんでも、4インチを越えるキットはまだ出ていないと思われます」。
ということで現状の〝がっつりアゲ〟はキットとサスペンション側のアゲを併用した5インチまで。それとスプリング交換のみで1インチアップする〝ちょいアゲ〟。その2つが新型デリカの主なアゲ方となる。ここではロードハウスの1インチ&5インチアップのデモカーを実例として、両者の見どころや注意点などを紹介していこう。
まずは1インチアップの方だが、利点は比較的低コストでしっかりと代わり映え効果を得られること。1インチ(25・4ミリ)アップといっても、それによって純正より大きなタイヤを履けるため、タイヤ外径分も含めた総リフトアップ量は
40ミリほどになる。「さらにオバフェンを装着してホイールも太くすれば、グッと迫力を出せます」。
一方で車高の上がり具合はそこまで極端ではないので、ビギナーや女性でも運転しやすく、乗降性も悪くない。「奧さんも運転するとか、年配の方をよく乗せるという場合は、チョイアゲの方がいいかもですね」。
対して5インチアップは、誰が見てもひと目で分かるアゲ具合。タイヤはさらにひと回り大きなサイズを履くことも可能となり、「いかにも四駆オフローダー」というルックスを演出できる。「実際にロードクリアランスも増すため、1インチアップよりも悪路に強くなる。より本格的にアウトドアを楽しみたい方や、そのテイストを味わいたい方にオススメです」。
もちろん構造変更は必要だし、タイヤ&ホイール、その他外装類まで含めるとコストはけっこう膨らむ。誰でも手軽にやれるメニューとはいえないが、「その分だけ魅力は大きい。最初はちょいアゲから入ったけど、やっぱりもっとアゲたくなったという方も多いです。予算や状況にもよりますけど、最初に理想像を思い描いてからイジる方が効率がよく、無駄な出費も抑えられます」
誰が見ても分かるくらいアゲたい
ゴツくて大きなタイヤを履かせたい
未舗装路をガンガン走ってみたい
低コストでリフトアップを楽しみたい
あまり目立ち過ぎない程度にイジりたい
自分だけでなく家族にも運転させたい
取材協力
ROADHOUSE ロードハウス
関東有数の四駆カスタムショップ。中でもデリカD:5を得意としており、新車・中古車のコンプリートカー販売も好評なほか、オリジナルブランド〈KADDIS〉も展開。パーツメーカーとしても名を馳せる。春と秋にはD:5の店頭イベントも開催「デモカーは常に展示してますので、ぜひお気軽にお立ち寄り下さい」。
埼玉県越谷市東越谷3-5-8 ☎ 048-963-7600 http://www.roadhouse.co.jp
10時~19時 休 年中無休(夏期休暇・年末年始・イベント時を除く)
デリカパーフェクトブック 2019年11月11日発売号 より
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