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今回はほんのわずかな仕様変更をしたうえで裏地を凝るかのようなカスタムをしてみた。あえてルーフボックスをキャンセルしてルーフラックに置き換え、ラゲッジにもひと工夫を。アレコレとコーディネイトできるのが楽しい。
今回はプラドのユーティリティ性能を高め、さらにスタイリッシュに魅せることのできるような、小ワザの数々をお伝えしたい。
いきなりだけれど、連載3回目から取り入れてきたPACKLINEのルーフボックスは、一度取り外してみた。440ℓもの広大な容量は確かに魅力的だけれど、その容量を持て余す日々が続いたので、一度お休みさせて別のスタイルを構築した。
簡単にオンオフできるのが、こうした載せモノ系アイテムの魅力だ(二人がかりでの脱着にはなるものの……)。
その代わり、PACKLINEを載せる際に取り付けたフロントランナー製のベースキャリアを活かして、同ブランドのルーフラックを取り付けた。
今では国連の車両や、自然ドキュメンタリー番組の撮影車などにも採用されるブランドだ。一歩間違えば命に関わる過酷な現場で認められるものだけに、強靭で使い勝手がいい。
無骨な構造はそれだけでプラドがよりたくましく見えるし、ここにくくりつけるバッグやボックス、キャンプギアにこだわりたくもなる。荷物は隠すのではなく、ドレスアップアイテムとしてみせるアプローチがイマドキである。
さらにフロントランナーには40を超えるラックアクセサリーが揃い、自分好みのラックシステムを構築できる。サイクルマウントやサーフボードマウントは当然ながら、防水性を持たせたラックバッグ、テントやベッドなどのキャンプグッズも多種多様。ルーフラックはあくまで出発点というわけだ。
と、こうしたルーフ部分のお色直しをしたうえで、今度は足もとにもひと工夫を。かねてより装着してきたホイールブランドのデルタフォースから、このOVAL(オーバル)に似合うホイールナットが発売されたので、早速、装着してみた。これだけでぐっと精悍な表情となった。
さらにはひっそりと着実に進化させたのがインテリアである。まずはナビをカロッツェリアの楽ナビにした。今年になって全面刷新されたフルモデルチェンジ版で、8V型ラージサイズのAVICーRL910をプラドのインパネにすっぽりと収めた。
さらに150系プラドの北米仕様であるレクサスGX460に対して用意されるUSレクサス純正品に注目した。ここ日本では、そうしたパーツの数々が直輸入品として出回っているのだった。
数あるものの中で取り入れたのは、ラゲッジスペースに敷くラゲッジマットや、荷物が暴れるのを防ぐカーゴネット。アウトドアで汚れた荷物だって気兼ねなく放り込める。ルーフボックス分の積載力を、先述したルーフラックへの括り付けと、このラゲッジルームを駆使して補ってみようと思った。
他にドアポケットやドリンクホルダーの底部に敷くマットや、スマートキーシリコンカバー、キーレス連動ドアミラー格納ユニットなどの社外品も取り入れた。実はレクサス純正パーツを含めたこれらのアイテム、ネットでひたすら検索したらズラリと出てきたので、つい衝動にかられてポチっと購入したもの。
ほんのひと工夫で自分好みにできるアイテムが、ネットの世界にはたくさん存在しているんだと再確認してしまった。
と、今夏の暑さにもめげず、プラドのカスタムは着々と進行している。とはいってもカスタムだと気張るのではなく、日常に中で“あったらいいな”と思う小ワザを取り入れたのが今回である。
スタイルワゴン2019年10月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]