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徹底的な性能追求という基本コンセプトは、創業当時から変わることなく受け継がれている。それは、今回新たに設定された新型RAV4用マフラーも同様だ。
そもそもエキゾーストシステムの役割とは、エンジンから排出されるガスから有害物質を取り除きつつ、効率良く、そしてしっかりと消音させること。有害物質の除去を担うのは触媒(キャタライザー)だが、排気効率&消音に直結するのがマフラーのレイアウトや構造。
純正の場合、消音に注力するため、効率は二の次。つまり、エンジンの持つポテンシャルを最大限に活かしているとはいいきれないのだ。
しかし、カキモトレーシングでは、車種やエンジンの特性をいかにして引き出せるかを追求。例えば、新型RAV4用の場合、純正中間パイプが54φに対して、クラスKRは60φ。
さらに排気効率を高めるストレート構造を採用した専用のメインサイレンサーを開発。エンジンの持つ性能を引き出しつつ、消音するという二律背反の要素を満たすマフラーを実現しているのだ。
もちろん、マフラーを交換する理由として大きなウエイトを占めるサウンドチューニングも抜かりなし。クラスKRには、二重ディフューザーテールが採用されているが、実は整音に大きな効果を発揮しているのだ。
エンジンから排出される高温の排気とテールを取り巻く低音の外気が絶妙に干渉し合うことで、クオリティの高い重低音をメイク。
その上でRAV4用はSUVというベース車の素性を考慮した、しっとりとした上品なサウンドを響かせるようチューニングされる。
性能、音、そしてルックス。社外マフラーに求められる3つの要素に加え、厳しい保安基準もクリアするカキモトレーシングのマフラー。新型RAV4カスタマイズの一手として、ぜひ選択肢に加えておきたい一品であるのは間違いない。
新型RAV4にはガソリンとハイブリッドが用意されているが、カキモトレーシングでは、それぞれ4WD車に適合。メインサイレンサーとテールエンドの形状は同じで、中間パイプのみそれぞれ専用となる2ピース構造を採用している。それぞれのパワートレーンにあわせて最適なレイアウトになっているので、確実なパワー&トルクアップを実現。専門メーカーのノウハウが活かされているのだ。
ガソリン車
ハイブリッド車
【PARTS SPECIFICATION】
■対応車種:NEW RAV4(50系・ガソリン&ハイブリッド・4WD)
■価格:13万円〜
【PARTS SPECIFICATION】
■対応:CR-V(ハイブリッド・FF)
■価格:6万9000円
問:カキモトレーシング 072-265-5050
https://www.kakimotoracing.co.jp
スタイルワゴン2019年10月号より
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