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今さら聞けないホイールの基礎知識をここでおさらい。色で選ぶのもアリだけど、やっぱり愛車に取り付ける装備の1つでもあるし、基本的なことは知っておきたいもの。構造や製法など、サラッとおさらいしちゃいましょう!
ホイールにはそれぞれの部位に名称が付いていたり、幅や大きさなどを示す数値がいくつかあるが、ホイールを選びにお店に行った際に、これらのキーワードを理解できているかどうかで、スムーズにホイール探しができるかどうかが変わってくる。インセットはとくに理解しにくい数値だが、覚えておくと必ず役に立つ。
インチ……ホイールの直径。正式にはホイール外径と呼ぶが、「このホイール外径はいくつ?」と聞かれるより、「このホイール何インチ?」と聞かれる方が一般的。単位はもちろんインチ表記。19インチであれば19×2.54㎝で直径は48.26㎝となる。
リム幅……ホイールの内側から外側までの長さ。つまりはホイールの太さを表す。これもインチ表記となる。(例:8.0なら20.32㎝)
リム形状……リムの大きさをB、J、JJなどアルファベットで表記したもの。Bが小さくJJにかけて大きくなる。
インセット……リムの中心線とホイールの取り付け面の距離のこと。取り付け面がホイール外側にあればプラスインセット、内側にあればマイナスインセットとなる。単位はミリで、例えば+40という数値だとすると、ホイールの取り付け面はリムの中心線から40ミリ外側に付いていることになる。同じリム幅のホイールでも、インセットが違うと、ホイールとフェンダーとの距離が変わってくるため、見映えが大きく変化する。
ホール……ホイールを取り付けるためのナットの数で車重などによって増減。軽自動車はほぼ4個。乗用車は4個か5個。プラドやハイエースは6個。一般的には穴数を言うことが多く、例えば5個あると、4穴(ヨンケツ)、5穴(ゴケツ)、6穴(ロッケツ)と呼ぶ。
P.C.D.……ナットホールの中心を結んだ円の直径(㎜)。ホール数同様に、車重などによって大きさが変わる。軽自動車はほぼ100。国産乗用車は114.3が多く、プラドやハイエースは139.7、ランクルは150。
アルミホイールは、その構造や仕組みを表すための分類方法がいくつかあるが、構造で分けると3つに分けられる。1ピース、2ピース、3ピース。ようはひとつのホイールが何個のパーツでできているかの違い。
1ピース
2ピース
3ピース
今度はホイールの製造方法による分類を紹介。大きくは鍛造と鋳造の2種類。最近ではフローフォーミングという、その中間にあたるような製造方法を取り入れるホイールも多い。
鍛造(たんぞう)
金型鍛造
鍛造削り出し
鋳造(ちゅうぞう)
フローフォーミングってなに?
巷でよく耳にする、フローフォーミング製法とは、鋳造後にリム部分へ圧力をかけて伸ばして成形する製法のこと。リム部分を薄肉化することによるホイールの軽量化に加えて、押し伸ばされることで鍛造にも迫る強度を実現しているのだ!
1.ホイールのインチアップ=口径を大きくする
18インチ(外径692ミリ)
20インチ(外径679ミリ)
21インチ(外径704ミリ)
2.アゲ系の場合はどう決める?
225/65R16(外径699ミリ)
235/70R16(外径735ミリ)
265/70R16(外径777ミリ)
ホイールに刻印されているJWLやVIAといったマークは、ホイールの安全基準や品質基準を満たしているかをテストして、合格したものだけに刻印することができる、信頼のお墨付きの証。JAWAとは、前述したJWLとVIAの基準を満たしたものだけが表示できるもので、安心&安全を担保してくれるものだ。
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