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この黒は、いわば上質でやわらかく、ピアノブラックのような深みがある黒。黒で塗装した後に異なる2工程のバフ仕上げを挟み、最後にクリアを被せるという手間のかかる色味である。
結果、ポリッシュよりもやわらかく、エッジを抑えたバフ特有の高品位なブラックに。黒とバフの組み合わせはまだレアで、上品で高貴な黒の輝きを楽しめるのがその特徴だ。
ではなぜ今、この色なのか。
「シュヴァートはそもそも黒と白のコントラストがテーマのひとつ。でもこの2作品には、ツートン仕様を設定していなかったんです。それは鋳造だからできるやわらかな造形、鋳造美にこだわったから。今回、そんな鋳造美を崩さずに、やわらかく輝ける黒をバフで実現
できたので、新色設定しました」。そう語るのはワークの亀石氏。
定番のブラックポリッシュではなくて、手間ひまをかけてでも、新たなブラックを使ったツートン仕様を提案したかったのだという。
「高級車にこのブラックミラーバフのような黒を合わせると、高級感が際立つんです。ピアノブラックのような深いツヤと質感と、バフ独特のやわらかな反射との上品なコントラストが生まれるんですよね。それにブラックは合わない色がないし、バフの魅力も引き立てる。雰囲気を出すのに、ブラックはすごくいい素材なんですよ」。
ちなみにクヴェルとレグニッツのスポーク天面は、よく見るとやわらかなアール状のアーチを描いている。ポリッシュをかければこの天面がスパッと切られて平たくなるため、輝きの硬質感が増すのだとか。つまりはアールをアールのままで生かせるバフだからこその輝きが、このブラックミラーバフには潜んでいるというわけだ。
ピアノブラックのような深い質感とバフのやわらかな輝きとが組み合わさったブラックミラーバフ仕上げ。通常ブラックよりも光沢感が深く、クヴェルの持ち味であるやわらかさも生きる。
【WHEEL SPECIFICATION_QUELL】
SIZE | H/PCD | PRICE |
---|---|---|
19×7.5J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 6万9000円〜7万9000円 |
20×8.0J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 8万円〜8万9500円 |
21×8.5J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 9万7000円〜11万3000円 |
カラー●ブリリアントシルバーブラック、シルキーリッチシルバー(2000円UP)、ブラックミラーバフ(2万2000円UP)
レグニッツはクヴェルよりも天面の輝くバフ部分が少なく、落ち着いた大人の雰囲気を楽しめるという印象。とはいえブラック部分も別種類のバフ仕上げとなるため、艶感の深さは満点だ。
【WHEEL SPECIFICATION_REGNITZ】
SIZE | H/PCD | PRICE |
---|---|---|
19×7.5J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 6万9000円〜7万9000円 |
20×8.0J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 8万円〜8万9000円 |
21×8.5J〜12.5J | 5/100、5/114.3 | 9万7000円〜11万3000円 |
カラー●ブリリアントシルバーブラック、シルキーリッチシルバー(2000円UP)、ブラックミラーバフ(2万2000円UP)
問:ワーク
西日本コールセンター 06-6746-2859
中日本コールセンター 052-777-4512
東日本コールセンター 048-688-7555
https://www.work-wheels.co.jp
スタイルワゴン2019年9月号より
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