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今回の記事では、「なぜドイツではクルマがこれだけ大切にされるのか?」について、実際に訪問した「VWアウトシュタット」や「メルセデス・ベンツ・ミュージアム」での体験を踏まえ触れていきたい。
ドイツには「VWアウトシュタットという街(直訳するとクルマの街)」があり、そこはVWの城下町なのだ。しかもVWがその地域をまるごと設計しており、そこに本社や工場、テストコースに加え、今回訪れたミュージアムなどが集約されている。実際にその街を走っているクルマのほとんがVWグループ関連のモデルであった。
アウトシュタットは、世界一の自動車メーカーが創った街なのである。
さらに付け加えると、アウトシュタットには一般開放向けのテーマエリアがあり、一日平均で約6000人もの人々が訪れ、500台の納車式がおこなわれるという。そして納車式の前夜にここアウトシュタットに泊まれるよう、テーマパークにはハイアットグループのホテルすらも隣接しているのである。まるでクルマのディズニーランドのようだ。
アウトシュタットの総面積は約25万平方メートルで、東京ドーム約5個分とかなり広い。
ちなみにディスニーランドは東京ドーム約11個分なので、ディズニーランドの約半分のサイズとイメージしてほしい。