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「スーパーカーを購入する際、どうやって家族を説得するのか」、と。
スーパーカーは不便な乗り物である。乗り降りが難しく、人も荷物も乗らず、しかもうるさい。おそらくは乗っている本人以外は楽しくもなんともないかもしれない。そもそも購入金額が並外れて高い。これは維持費についても同様だ。
そういった乗り物を購入するための「理由」をどう正当化すれば良いのか、ということだ。
しかし、スーパーカーの購入については、周囲の説得と同じくらい、自己の決断に対するハードルが高い、とも考えている。
つまり、自分に対する説得ということだが、自分自身に「スーパーカーを買う」といい聞かせることができなければ、とうてい他人を説得することはできないだろう。
そこで、まずスーパーカーが「必要」な理由を考えてみたい。これはあくまでもボクの考えていることではあるが、スーパーカーとは「チャレンジ」の象徴である、ということだ。
人は、誰しも「より良い」生活を求めているはずだ。今よりもいい家に住みたいだろうし、今よりもいいモノを持ちたいだろうし、今よりもいい食生活を送りたいだろうし、今よりもカネが欲しい、というのが(たくさんあるうちの)根本的な人の願望であると考えている。
そして、スーパーカーを購入するということは、多くの人にとって「チャレンジ」であるはずだ。買おうと思ってスンナリこれを買える人はそうそういるものではない。
だから、スーパーカーを購入するには、いくつものハードルを超えねばならない。
多くの人がより良い生活を送りたいということは上で述べたが、ほとんどの人は「そのための努力を」何もしていない。
ほとんどの日本人が「英語を喋れるようなりたい」と考えていても、実際は何も勉強していないのと同じだ。
だが、スーパーカーを買おうと考え、周囲の説得や、資金集めに動く人々は、少なくとも何らかの行動を起こしている、ということになる。
「宝くじが当たったら、オレだってスーパーカーを買える」と話し、何もしていない人よりは一歩前に進んでいる、と言っていいだろう。