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まあいい方は語弊がありますが、間違いなく実態としてはグランドツーリングカーであります。とても多目的ではあるものの、確実に外に出られる。そして往々にしてクルマが紡ぐ縁である。この事実に異議を感じている今日この頃です。ところで思いがけない魅力を発見したので、今日はご紹介します。
突然ですが、皆さんのクルマには「角打」ついてますか?何をいきなり言い出すかと思われるかもしれません。そんなドライブ中に飲むなんてもってのほかだろうが、とお叱りの諸兄もおいでかもしれません。ハイですから酒を飲めとは申し上げていません。でも、日本中美味しいものだらけなわけです。
それを少し「いい雰囲気で飲めるような仕掛け」皆さんのクルマにはついているんですか?と申し上げているだけなんです。うちのクルマにはありますよ。このクルマを積むところが、なかなかちょうどいい高さのカウンターになる「角打号」だったことに気が付いたのは、初夏の陽気が眩しい山陽道の宮島パーキングでのことでございます。
「宮島と言えば牡蠣だろうが。」ほとほと嫌になります、こういう安易な、短慮な考え方。でもね、思ってしまったら仕方ない。いただきましょうよ、牡蠣を。瀬戸内海を見下ろせる高台にあるこのパーキング。センターのいいところに大きな屋台があって焼いているではありませんか。大きな牡蠣。2個で540円ですって。
殻ごと網の上で焼かれて中が見えたころには身の大きな牡蠣が現れます。そんなのを買ってクルマに戻り、最近の長距離ドライブのお供「冷凍ドリンクと氷で冷やしたクーラーボックス。」この中には、こんなこともあろうかとビール的なノンアルコールドリンクを2本程度忍ばせておくことにしています。