自動車を愛好する者らの間で昔から尽きぬ議論のひとつに、「クルマを買うならキャッシュかローンか?」というのがある。キャッシュ派は「余計な金利を支払うなど愚かなり!」と言い、ローン派は「いやいや、この低金利時代にローンを利用しないことこそ、キャッシュフローの観点では逆に愚行であろう」と言う。


300万円超のクルマでも「現金派」はけっこう多い



筆者としては正直「別にどっちでもいいんじゃないの?」という以外の意見は特にない。それぞれの言い分に一理あるのは確かゆえ、信念とお財布の状況などに応じてお好きなほうを選べばいいだけのことだ。


ただ、「みんな意外とゼニ持ってんなぁ……」とは日々感じている。


どういうことかというと、こういうことだ。


自分は昨年末にスバルXVなるSUVの新車を購入してこましたのだが、あいにく国産車にはとんと詳しくないため、日夜2ちゃんねる(最近は5ちゃんねるというのですか?)のXVスレッドを読み込み、先輩スバリストらの意見や体験談などから学問をさせていただいている。



そのなかで過日、どなたかが「ところでお前らのXVって現金で買ったわけ? それともローン?」との議題を突如ぶち上げた。「ゼニの話」には興味津々なわたくしゆえ、固唾を呑んで議題の行方を見守ったわけだが、結果としては「現金で買った者がおおむね7割で、残る約3割がローン」ぐらいの感じであることが判明した。


まぁ「判明した」といっても匿名掲示板でのことなので、各自の申告がどこまで信用に値するかは微妙だ。しかしひとまず「信用できる」ということにしておこう。


となると、多くの者はだいたい300万円から350万円ぐらいの日本円を一気に出動させたということになる。


気楽に支出できるのは「総貯蓄額の10分の1ぐらいまで」?



や、300万から350万円ほどの日本円を持っていることについて「みんな意外とゼニ持ってんなぁ……」と感じたわけではない。そのぐらいであれば、申し訳ないけどわたくしだって持っている。


凄いと思ったのは、その「推定貯蓄額」だ。


これはわたくし個人の感覚に過ぎないのかもしれないが、一気に放出させてもメンタルがヤラれない現金の額というのは、せいぜい「総貯蓄額の10分の1ぐらい」ではないだろうか。


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情報提供元: CL
記事名:「 あなたはキャッシュ派?ローン派?貯金の半分をクルマ購入に突っ込む人は多いのか