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ボクはこれまで、ポルシェと名のつくクルマを3台、そしてランボルギーニを2台乗りついできた。
はじめてポルシェを購入したのは2002年で、最初のランボルギーニは2009年の納車だ。
水冷世代にかぎって言えば、ポルシェの維持費は意外とかからない。
ほかメーカーのクルマに比較して高くつくのはオイル代くらいのもので、ふだんの点検費用や消耗品、保険などはメルセデス・ベンツやBMWと大差ないと考えていい。
オイルにお金がかかるのは、一般的なクルマの倍くらいの量を必要とし、しかも高価な銘柄が指定されているためだ。そのため、一回あたり3万円前後を投じる覚悟が必要である。
▲以前に乗っていた、ポルシェ911カレラ(997世代)。ボディ/内装色、そしてマニュアル・トランスミッションにこだわった一台だ
加えて、ポルシェはそう簡単にタイヤが減るクルマではない。
これは「ポルシェはサスペンションの設計がしっかりしており、タイヤのグリップに依存した走りをするスポーツカーではない」ということを意味するが、車体が軽いことも効いている。
そのため、同じ馬力をもつ重量級サルーンよりはずっとタイヤが減らない、とボクは認識している(あくまでも一般的な走行を行うという前提だが)。
しかし、今日語りたいのはポルシェの維持費ではない。ポルシェの維持費については別の機会にあらためて述べたいと思う。
なんといっても今日の本題は「スーパーカーの維持費」なのだから。
実際のところ、スーパーカーの維持費はどれくらいかかるのか。
それはポルシェを3台乗り継いだボクにとっても、予想をこえるものだった。
ぼくが最初に購入したスーパーカーは「ランボルギーニ・ガヤルドLP560-4」だ。
ランボルギーニは1999年にアウディ傘下に入っているが、その後、2004年に発売されたのが「ガヤルド」である。
▲これがボクの乗っていたガヤルドLP560-4。15台のみが発売された日本市場限定車で、たまたまシリアルナンバーは「1/15(つまり1号車)」だった
この「ガヤルド」はアウディによる買収以前から企画されたクルマであり、そのため初期モデルではアウディが関与していない部分も多い。