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2021年7月にフルモデルチェンジが実施され、2代目に移行したトヨタ「アクア」。ハイブリッド専用車ならではの優れた燃費性能をさらに向上させるとともに、先進性や上質感を追求したモデルへと進化しました。
アクアのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
B | 2WD | 35.8 |
E-Four | 30.1 | |
X | 2WD | 34.6 |
E-Four | 30.0 | |
G/Z | 2WD | 33.6 |
E-Four | 30.0 | |
GR SPORT | 2WD | 29.3 |
いずれの駆動方式でも、アクアの燃費がオーラを大きく上回っています。
ホンダ「フィット」はホンダ独自のパッケージング技術「センタータンクレイアウト」の採用により、広い室内空間を確保し、後席でもゆったりとくつろげるのが魅力です。
フィットにはガソリン車とe:HEV車(ハイブリッド車) の設定がありますが、オーラがハイブリッド専用車であるため、ここではフィットのe:HEV車の燃費と比較してみます。
フィットのe:HEV車のWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
e:HEV BASIC | 2WD | 30.2 |
4WD | 25.4 | |
e:HEV HOME | 2WD | 29.0 |
4WD | 25.3 | |
e:HEV RS | 2WD | 27.2 |
e:HEV CROSSTAR | 2WD | 27.1 |
4WD | 24.2 | |
e:HEV LUXE | 2WD | 27.6 |
4WD | 23.5 |
オーラは、フィットとの比較においても燃費の数値では後れを取っていることがわかります。
オーラでは、ベースとなるノートよりも高出力・高トルクのモーターを採用することでプレミアムコンパクトにふさわしいワンランク上のパワフルな走りを実現しています。
さらに、ロードノイズが大きくなる荒れた路面の走行時にエンジンを使用して充電し、滑らかな路面ではエンジンの作動頻度を減らすことで高い静粛性を確保していることも特筆すべきポイントといえるでしょう。
モータージャーナリスト・岡崎五朗さんの試乗記でオーラの走行性能を詳しくチェック!
オーラは、ライバル車には燃費の数値で後れを取っていますが、それでもWLTCモードで「平成30年基準排出ガス75%低減レベル」を達成していることに加え、2WD車は「2030年度燃費基準達成車」、4WD車は「2030年度燃費基準90%達成車」であり、日常的に使用する車として十分な燃費性能を有しています。
燃費性能に加え、力強い加速や高い静粛性も確保しており、先進性を感じさせる走りが楽しめるのもオーラならではの魅力といえるでしょう。
A:オーラは、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」の第2世代を全車に搭載しています。オーラのWLTCモードカタログ燃費は2WD車が27.2km/L、4WD車が22.7km/L、NISMO(2WDのみ)が23.3km/Lです。
A:オーラの燃費面でのライバル車は、トヨタのハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」、ホンダ「フィット」のe:HEV車(ハイブリッド車)が挙げられるでしょう。この2車種とオーラのカタログ燃費を比較すると、オーラはいずれの車種にも燃費の数値では後れを取っています。
A:オーラでは、ベースモデルのノートよりも高出力・高トルクのモーターを採用して力強い加速を実現しています。また、ロードノイズが大きくなる路面でエンジンを使用して電力を充電しておくことで滑らかな路面ではエンジンの作動頻度を減らし、高い静粛性を確保しているのもポイントです。
※この記事は2023年12月時点の情報で制作しています