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(e-BOXER)
フォレスターに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、フォレスターの実燃費(2023年10月13日時点)は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 実燃費(km/L) |
---|---|---|
Touring/X-BREAK/Advance (e-BOXER) | AWD | 11.5 |
SPORT/XT-EDITION/STI Sport (1.8L直噴ターボ) | 10.7 |
WLTCモードは国際的に使用されている燃費の測定方法で実燃費に近い現実的な数値が出るとされていますが、フォレスターにおいてはe-BOXERモデル、ターボエンジン搭載モデルともにある程度の悪化が見られます。とはいえそれほど大きな差ではありません。
フォレスターのライバルとなる国産モデルとしては、日産「エクストレイル」やトヨタ「RAV4」が挙げられます。ここではこの2車種とフォレスターのカタログ燃費を比較してみましょう。
幅広い層に高い人気を誇るミドルサイズSUV、日産「エクストレイル」。2022年に登場した現行モデルはハイブリッドシステム「e-POWER」専用となり、エクステリアも従来のタフギア感に先進性がプラスされスマートな雰囲気を漂わせています。
エクストレイルのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。なお、エクストレイルには2列シートの5人乗りと3列シートの7人乗りがあります。
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|---|
S | 5名 | 2WD | 19.7 |
X | |||
G | |||
S e-4ORCE | 5名 | 4WD | 18.4 |
X e-4ORCE | |||
7名 | 18.3 | ||
G e-4ORCE | 5名 | 18.4 |
エクストレイルの4WD(e-4ORCE)車とフォレスターの燃費を比較すると、エクストレイルがフォレスターよりも低燃費を実現していることがわかります。
悪路走破性と燃費性能を両立させたトヨタ「RAV4」。クラストップレベル(2019年4月時点、トヨタ調べ)の荷室容量を確保し、実用性の高さも申し分のないSUVです。
RAV4のWLTCモードカタログ燃費(プラグインハイブリッド車を除く)は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
X | 2WD | 15.8 |
4WD | 15.2 | |
G/G”Z package”/ Adventure | ||
HYBRID X | 2WD | 21.4 |
E-Four | 20.6 | |
HYBRID G | ||
HYBRID Adventure | 20.3 |
フォレスターとRAV4の燃費の比較では、RAV4に軍配が上がる結果となりました。
現行型のフォレスターに新たに採用された「スバルグローバルプラットフォーム」は徹底した高剛性化と低重心化によって優れた操縦安定性とステアリング操作に対する正確性を手に入れ、走行性能を飛躍的に引き上げました。振動や騒音の低減にも成功し、路面環境を問わずいつでも安定した静かで快適な乗り心地を実現しています。
また、フォレスターではスバル独自の水平対向エンジンと左右対称のパワートレインで構成され、優れた安定性を発揮する「シンメトリカルAWD」のうち、万能性が高くドライバーのスキルにかかわらず幅広い走行環境においてAWDのメリットを最大限に引き出す「アクティブトルクスプリットAWD」を搭載。雪道などの滑りやすいシーンや荒れた路面でも安心感のある走りを提供します。
モータージャーナリスト・萩原文博さんの試乗記でフォレスターの走行性能を詳しくチェック!
フォレスターはカタログ燃費と実燃費の差がそれほど極端ではないことに加え、ガソリンモデルもマイルドハイブリッドシステムを搭載するe-BOXERモデルと同等の低燃費を実現しています。
維持費の大半を占める燃料費を左右する燃費性能は、カタログ燃費だけでなく実燃費も併せてチェックすることをおすすめします。
※この記事は2023年10月時点の情報で制作しています