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ランドクルーザープラドのグレード構成は非常にシンプルで、ガソリン車とディーゼル車ともに「TX」「TX“Lパッケージ”」の2種類のグレードがあり、さらにディーゼル車のみ「TZ-G」グレードがラインナップされています。
これらに加え、2022年8月1日に「TX“Lパッケージ”」をベースにした特別仕様車 「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」がラインナップに追加されました。
「TX」「TX“Lパッケージ”」「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」には7人乗りと5人乗りがありますが、「TZ-G」は7人乗りのみです。
なお、ランドクルーザープラドの内装と安全性能については別記事で詳しくご紹介します。
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〈グレード別比較表〉
グレード | TX/TX“Lパッケージ”/TZ-G | TX/TX“Lパッケージ” |
---|---|---|
エンジン | 2.8Lディーゼルエンジン | 2.7Lガソリンエンジン |
駆動方式 | 4WD | |
燃費 (km/L、WLTCモード) | 11.2 | 8.3 |
全長(mm) | 4,825 | |
全幅(mm) | 1,885 | |
全高(mm) | 1,850 TZ-Gのみ1,835 | |
最小回転半径(m) | 5.8 |
※特別仕様車の諸元はベースグレードの「TX“Lパッケージ”」と同様
ここからは、ランドクルーザープラドのグレードごとの装備内容の違いを比較していきましょう。
比較的シンプルな「TX」グレード
オプションが充実し、インテリアの質感がアップする「TX“Lパッケージ”」
ランドクルーザーとしての走行性能にこだわった「TZ-G」
特別仕様車「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」
〈グレード「TX」の車両本体価格〉
エンジン | ディーゼル | ガソリン | ||
---|---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 433万円 | 448万8,000円 | 367万6,000円 | 383万4,000円 |
ランドクルーザープラドでは、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」がエントリーグレードの「TX」を含む全車標準装備されています。
またLEDヘッドランプやLEDフロントフォグランプ、サイドターンランプ付きヒーター機能付き電動格納式リモコンカラードドアミラーや防眩インナーミラー、時間調整式ワイパーなどが装備されています。
花粉除去対応のクリーンエアフィルター付き左右独立温度コントロールフルオートエアコンやスマートエントリー&スタートシステム、ルームランプ・エンジンスイッチのイルミネーテッドエントリーシステムなどもあり、シンプルながらも基本的な装備は一通りそろっている印象です。
シート素材はファブリックでマニュアルシート、ホイールは17インチのシルバーメタリック塗装のアルミホイールが装備されています。
〈グレード「TX“Lパッケージ”」の車両本体価格〉
エンジン | ディーゼル | ガソリン | ||
---|---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 483万9,000円 | 499万7,000円 | 417万9,000円 | 433万7,000円 |
「TX“Lパッケージ”」では、シート素材が本革になるほかステアリングホイールも本革巻きに、オーナメントパネルも木目調に金属調加飾があしらわれたものになるなどインテリアの質感がアップします。
シートはパワーシートになり、さらにシートベンチレーション機能付き快適温熱シートが装備されています。またイルミネーテッドエントリーシステムに運転席・助手席の足元照明とドアトリムが加わりました。高級車らしいおもてなし装備が用意されているのが「TX“Lパッケージ”」の魅力といえるでしょう。
そのほか、このグレードでは「TX」では選択できなかった19インチのアルミホイールや、死角になりやすい部分の安全確認をサポートする「ブラインドスポットモニター+リヤクロストラフィックアラート」がオプションで追加可能になっている点が「TX」グレードと大きく異なる点です。
〈グレード「TZ-G」の車両本体価格〉
エンジン | ディーゼル |
---|---|
駆動方式 | 4WD |
乗車定員 | 7名 |
価格 | 554万3,000円 |
「TZ-G」グレードでは、走行環境に合わせて減衰力を制御するサスペンションシステムのAVS(パワーステアリング連動)とパターンの車高をスイッチ操作で選択可能なリア電子制御エアサスペンション、KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)を標準装備しているのが大きな特徴といえます。
KDSSは走行環境に合わせてスタビライザーの調節をすることで、オンロード、オフロード問わず快適な乗り心地と操縦安定性を実現するシステムです。
さらにリアタイヤのトラクション性能を確保して操縦安定性を確保するリアのトルセンLSDや、状況に合わせて5つの走行モードを自由に選択できる「ドライブモードセレクト」などが装備されます。
これらの機能は、ほかのグレードにはオプションでも用意されていない「TZ-G」だけに搭載される機能です。
さらに「TZ-G」のみ、オフロード走行において路面環境に応じた走行支援を5つのモードから選択できるマルチテレインセレクトと、急勾配の坂道や滑りやすい路面などでアクセルやブレーキなどのペダル操作を不要にし、ステアリング操作のみで極低速走行を可能にするクロールコントロールが組み合わされたオプションが用意されています。
このほか、電動リヤデフロックやタイヤ空気圧警報システムも「TZ-G」でのみ追加が可能。
「TZ-G」は、本家ランドクルーザー譲りの本格的なオフロード性能とオンロードでの快適性を突き詰めたグレードといえるでしょう。
また、エクステリアでは、カバー付きサイドステップが照明付きになり、19インチの切削光輝+ダークメタリック塗装のアルミホイールが備わり、ルックスでもほかのグレードとは差をつけています。
〈特別仕様車「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」の車両本体価格〉
エンジン | ディーゼル | ガソリン | ||
---|---|---|---|---|
駆動方式 | 4WD | |||
乗車定員 | 5名 | 7名 | 5名 | 7名 |
価格 | 496万円 | 511万8,000円 | 430万円 | 445万8,000円 |
「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」は、「TX“Lパッケージ”」をベースにした特別仕様車です。その名のとおり、マットブラック塗装のラジエーターグリル&グリルインナーバー、バックドアガーニッシュ、ブラックのルーフレールなどを装着し、漆黒の気品あるたたずまいが魅力的な1台です。
アルミホイールも専用のマットブラック塗装で、より引き締まった印象を与えます。
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ランドクルーザープラドは3つのグレードがありますが、それぞれ個性がはっきりとしています。シンプルで実用性を重視した「TX」、本革シートなどでラグジュアリーさをプラスした「TX“Lパッケージ”」、走行性能に特化した「TZ-G」、といった具合です。
そのためランドクルーザープラドのグレードを選ぶ際には自分が何をランドクルーザープラドに求めているのかをはっきりさせておくようにしましょう。おすすめグレードとしては、高級車らしい快適装備があり、オプションの選択肢も複数ある「TX“Lパッケージ”」が挙げられます。
走行性能を重視するのであれば、最上位グレードの「TZ-G」もいいのではないでしょうか。
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A:ガソリン車とディーゼル車のどちらにも共通して、「TX」「TX“Lパッケージ”」の2種類のグレードが設定されています。また、ディーゼル車にはさらに走行性能を強化した最上級グレード「TZ-G」もあります。このほかにガソリン車、ディーゼル車ともに特別仕様車「TX“Lパッケージ・Matt Black Edition”」が追加されました。
A:ランドクルーザープラドの中では比較的シンプルでコストパフォーマンスの良い「TX」、本革シートを備えオプションの選択肢も豊富な「TX“Lパッケージ”」、走行性能に特化した「TZ-G」と、グレードによって明確な個性の違いがあります。特別仕様車は内外装に手を加え、より洗練されたモデルに仕上がっています。
A:快適装備が充実することに加え、オプションで19インチのアルミホイールにグレードアップしたり、安全装備を追加できたりする「TX“Lパッケージ”」がおすすめです。
※この記事は2024年2月時点の情報で制作しています