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「B」はビジネス向けといえるグレードで、装備を簡略化することで価格を抑えています。内装には加飾類はほぼ使用されず、質感を高めるような工夫もほとんど見あたりません。機能性、実用性に徹したグレードと割り切っている印象です。
カラーはブラックをベースに、ピラーや天井にはホワイトを使用しているため、暗くなりすぎず適度な明るさを感じさせてくれます。幅広い層に受け入れられやすいカラーリングといえるでしょう。
なお、「B」のシートはヘッドレスト一体型で、シート表皮はベーシックなファブリック。インパネセンタークラスターやヒーターコントロールパネル、助手席アッパーボックスなどはマット塗装です。
ワンランク上のグレード「X」では、インパネセンタークラスターやヒーターコントロールパネル、助手席アッパーボックスなどの加飾につやのあるピアノブラックが採用され、内装の質感を高めています。
標準仕様のシート形状やシート素材は「B」と変わりありませんが、「X」ではパッケージオプションの「コンフォートパッケージ」の追加が可能です。「コンフォートパッケージ」を追加した場合には上位グレードと同じヘッドレストセパレート型のシートと、上級ファブリックのシート表皮になります。
なお、「コンフォートパッケージ」には運転席のシートポジションを記憶し、次回乗車時にスムーズにベストなシートポジションに復帰させる「運転席イージーリターン機能」も含まれ、利便性も向上します。
「G」では、ヘッドレストセパレート型のシートが標準装備されることに加え、シート素材もワンランク上の上級ファブリックとなり、内装の質感が大幅にアップします。
ステアリングホイールも本革巻きになり、シルバー塗装もプラス。また、フロントドアトリムや助手席アッパーボックスにはピアノブラック加飾に加え、合成皮革巻きオーナメントとステッチがあしらわれ、細部にまでこだわりを感じさせる上質な仕上がりです。
「Z」以外の内装色はブラックのみであるのに対し、「Z」では標準仕様のブラックに加え、ブラック×ダークネイビーの「COZY」、さらにブラック×オレンジの「FUN」が選択できるのが大きな特徴です。
「COZY」を選択すると合成皮革+ストライプ柄ファブリックのコンビシートが装備されることに加え、フロントドアトリムや助手席アッパーボックスなど、車内の随所にダークネイビーがあしらわれ、先進性と洗練された雰囲気を室内にもたらします。なお、標準仕様のブラックの内装色の場合は、シートは上級ファブリックです。
2022年11月の改良時に新設定された「FUN」は、ブラック×オレンジの内装色を採用し、若々しく軽やかな雰囲気を演出します。
シートには合成皮革とチェック柄ファブリックを合わせた表皮を採用し、どこかレトロさを感じさせる雰囲気になっているのが特徴です。
さらに「Z」では、視認性・操作性に優れた大画面の10.5インチディスプレイオーディオを標準装備しているのも魅力といえるでしょう。
なお、「Z」以外のグレードでは7インチのディスプレイオーディオが標準仕様ではありますが、「G」「GR SPORT」に限りオプションで10.5インチタイプの選択が可能です。
2022年11月にラインナップに追加された「GR SPORT」は、専用チューニングのサスペンションや剛性アップパーツなどを採用し走りの質感を高めていることに加え、ワイド&ロースタンスの専用デザインの採用でスポーティーなエクステリアデザインを有しているスポーツモデルです。
内装においても天井をブラックで統一し、さらにGRロゴ付きのスポーティーシートを採用して特別感を演出。シート表皮には上質な質感の人工素材AIRNUBUCK®と合成皮革を組み合わせています。
さらにアルミペダルや専用のコンソールオーナメントの採用、ガンメタリック加飾などによりスポーツモデルらしい精悍な雰囲気を持つ室内空間を作り上げています。
アクアには、使い勝手の良いポケッテリアが多数用意されています。
フロントコンソールには、カップホルダーが2個とスマートフォントレイが備わっています。スマートフォントレイはスライド式なので、ケーブルをすっきりと収納することが可能。なお、スマートフォントレイの下には通信用USB端子(Type-A、全車標準装備)と充電用USB端子(Type-C、「Z」「GR SPORT」のみ標準装備)があります。
助手席アッパーボックスはティッシュボックスが収納できる大容量を確保。画像のようにメイクポーチなどを収納してもいいでしょう。
「G」と「Z」には、フロントシートにタブレットを収納できる深さを確保したコンソールボックス付きのアームレストも用意されています。
「B」「X」「GR SPORT」にはリアコンソールにカップホルダーが2個と小物を置けるオープントレイがあります。なお、「G」「Z」にはカップホルダー2個付きのリアセンターアームレストが装備されています。
現行型のアクアでは、全車に非常時給電システム付きのアクセサリーコンセントが標準装備されています。災害時などに家電製品が使用できる非常用電源として活用できるため、万が一の際の備えとして心強い存在といえるのではないでしょうか。
現行型のアクアはホイールベースの延長によって、後席だけでなく荷室スペースも先代モデルよりもゆとりを持たせていることに加え、バックドアの開口長を拡大し、荷物の積み降ろしが楽にできるように工夫されています。
また、後席は6:4分割可倒式リアシートを搭載しているため、片側だけ倒すことも可能。荷物の大きさや幅に合わせて荷室が拡大できます。
先代モデルよりも後席の快適性が高められ、居住性が向上しているアクア。内装の質感も上質さを増しており、低燃費一辺倒ではなくドライブが快適に楽しめるモデルへと進化しています。
非常時給電システム付きのアクセサリーコンセントなど、災害への意識が高まっているこれからの時代に欲しい機能も標準装備しているため、長く愛用できる1台となってくれるのではないでしょうか。
A:現行型のアクアでは、扱いやすいコンパクトなボディサイズはそのままに、ホイールベースを50mm延長し、後席の前後乗員間距離を広げるなど居住性を向上しました。また、フロントピラーの形状やドアミラー位置を最適化させ、ドライバーが運転しやすいすっきりとした前方視界を確保しています。
A:内装はブラックをベースに、ピラーや天井にホワイトを組み合わせることで暗くなりすぎず、幅広い層に受け入れられやすいカラーリングになっています。シート素材は「B」「X」ではファブリック、「G」「Z」では上級ファブリックが標準仕様です。「Z」ではブラック×ダークネイビーのカラーリングの「COZY」、またはブラック×オレンジの「FUN」が選択できます。
A:現行型アクアはホイールベースの延長によって後席に加え荷室スペースも拡大し、先代モデルよりもゆとりのある荷室空間を確保しています。さらにバックドアの開口長も広げているため、荷物の積み降ろしも楽に行えます。
※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています