ファミリー向けミニバンの定番モデルといえるホンダ「ステップワゴン」。2022年に登場した現行型はスマートさを感じさせるシンプルなデザインを採用、快適性にも磨きをかけています。

ステップワゴンの魅力はどのような点なのか、人気があるポイントやグレードごとの特徴、新車価格や中古車価格の相場を解説します。

  • ホンダ「ステップワゴン」には、室内空間が広いなどの特徴がある
  • ホンダ「ステップワゴン」には、3種類のグレードがある
  • ホンダ「ステップワゴン」の新車の価格は、305万3,600円から

ホンダ「ステップワゴン」の人気のポイント3点

ステップワゴンの人気を支えているのは、広く快適な居住空間、乗り物酔いをしにくくなる工夫、荷室の使い勝手の良さが挙げられます。

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

特徴1:国内ホンダ車で最大の室内サイズ

ミニバンは、元々ゆとりのある広さが魅力のボディタイプです。それでもホンダではどの席でも快適に過ごせることを重視し、さらなる広さを追求し、国内ホンダ車史上最大(2022年5月時点、ホンダ調べ)の室内空間を確保しています。

また、2列目シートは前後にロングスライドが可能なのはもちろんのこと、キャプテンシート仕様においては左右へのスライドも可能です。そのため、乗員それぞれが快適に過ごせるよう、さまざまなアレンジが可能です。

新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」にも対応しており、ディーラーオプション設定の対応ナビを追加すれば、緊急時にオペレーターに自動接続してサポートを受けられる機能や、スマートフォンからエアコンなどのリモート操作できる機能などが使用できます。

特徴2:車酔いを予防する設計

車酔いしにくい工夫がさまざまな場所に見られるのも、ステップワゴンの魅力のひとつです。

1・2列目シートのヘッドレストは視界に入ってものノイズになりにくい形状を採用、さらに車両後方に向かうにつれてシートが高くなるように設計し、開放的な視界を確保しています。

また、ベルトラインやルーフとピラーのつなぎ目、エアコンの吹き出し口など室内のパーツを水平基調のデザインとすることで、平衡感覚を保ちやすくしています。さらに、車が傾いたときに身体を水平に戻しやすいよう、車酔いの原因のひとつである頭の揺れを低減しています。

フィルターで空気を浄化するシステム「Clean Air」をやプラズマクラスターを標準装備にして空気の不快感も低減。ホンダならでは高いコーナリング性能によって頭の振りを抑えるなど、車酔いの原因を作り出さない工夫が多数採用されています。

特徴3:大きな荷物の積み降ろしも楽

先代のステップワゴンを特徴付ける機能として、バックドアの横開き機構「わくわくゲート」がありましたが、現行型ではわくわくゲートは廃止され、一般的な立て開き式のバックドアになりました。

ただし、先代モデルに搭載されていた「マジックシート」は継続して採用されています。マジックシートは3列目シートを床下に格納できる機能で、フラットで広いスペースが確保できるのは大きなメリットといえるでしょう。

また、荷室の開口部の地上高を低く設定しているので、自転車などの大型の荷物や重たい荷物の積み降ろしもスムーズにできます。

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ホンダ「ステップワゴン」にはどんなモデルがある?

ステップワゴンには、ノーマルモデルといえる「AIR」、より精悍なスタイルの「SPADA」、最上位グレードにあたる「SPADA PREMIUM LINE」の3種類のグレードがあり、すべてにガソリン車とe:HEV(ハイブリッド)車の設定があります。

シンプルかつ上品な「AIR」

「AIR」は、シンプルでクリーンなデザインが特徴です。エクステリアには、細いメッキモールをあしらってさりげない上質感を演出。インテリアはグレーとブラックから選択でき、シート表皮は汚れが目立ちにくいメランジ調ファブリックを採用しています。

空調システムは左右独立温度コントロール式フロント・フルオートエアコンディショナー+リア・マニュアルクーラーで、運転席、助手席にはコンビニフック付シートバックテーブルが備わります。

パワフルな印象の「SPADA」

「SPADA」は、ワイドで重厚感のあるフロントグリル、ボディ下端にあしらったダーククロームメッキ加飾が存在感を強調する迫力のあるエクステリアデザインを採用。

インテリアはブラックで、ファブリックとプライムスムースのコンビシートが組み合わされます。

快適装備は「AIR」よりも充実し、空調システムはトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーにグレードアップするほか、運転席・助手席のシートヒーター、前席USBチャージャー(Type-C)などが追加されます。

高級感のある「SPADA PREMIUM LINE」

最上位グレードである「SPADA PREMIUM LINE」は、プラチナ調クロームメッキ加飾で洗練されたたたずまいを持つモデルです。ブラック基調ののインテリアにスエード調表皮×プライムスムースのコンビシートを採用し、上質さを室内にもたらしています。

2列目にもシートヒーターが備わるほか、予防安全装備も追加され高いレベルの快適性、安全性を実現するグレードです。

ホンダ「ステップワゴン」の市場価格は?

ステップワゴンの新車の車両本体価格と、中古モデルの市場価格の相場を見ていきましょう。

ホンダ「ステップワゴン」新車の価格

ステップワゴンの新車の価格を、グレードごとにご紹介します。

【ガソリン車】
・AIR 2WD:305万3,600円
・AIR 4WD:329万5,600円
・SPADA 2WD:331万2,100円
・SPADA 4WD:353万2,100円
・SPADA PREMIUM LINE 2WD:352万8,800円
・SPADA PREMIUM LINE 4WD:371万9,100円

【e:HEV(ハイブリッド)車】
・e:HEV AIR 2WD:343万7,500円
・e:HEV SPADA 2WD:369万6,000円
・e:HEV SPADA PREMIUM LINE 2WD:391万2,700円

※2024年5月30日の相場

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ホンダ「ステップワゴン」中古車の価格

ステップワゴンの先代型と、現行型の中古車価格をまとめました。

2016年式(先代型前期):145~205万円程度

2020年式(先代型後期):245~285万円程度

2023年式(現行型):285~385万円程度

※2024年5月30日の相場

ホンダ「ステップワゴン」なら、広々とした車内でドライブも快適

ステップワゴンは、乗り物酔いをしにくくなる工夫や広い室内を確保しさまざまなシートアレンジが可能であるなど、ファミリーにうれしい機能が多く詰まったミニバンです。

家族みんなが笑顔で楽しめる1台が欲しい方にぴったりでしょう。

※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています

情報提供元: カルモマガジン
記事名:「 ホンダ「ステップワゴン」を詳しく知りたい!特徴や価格をまとめて紹介