スバル「クロストレック」は、スバルが自社生産するクロスオーバーSUVの中で最もコンパクトなモデルです。
日本では元々「XV」の名称で販売されていましたが、2022年のフルモデルチェンジのタイミングで全世界共通でネーミングがクロストレックに統一されました。

クロストレックの特徴やグレードごとの装備、車両本体価格などについて詳しくご紹介します。

  • クロストレックには2グレードがある
  • 現在中古車として売られているモデルは高年式のものが多い
  • クロストレックの新車の車両本体価格は266万2,000円から

クロストレックの特徴は?3つのポイントを紹介

クロストレックは、スバルのSUVらしいラギッドさは残しつつ、都会にも似合う洗練されたエクステリアが印象的な1台です。
ここでは、クロストレックの魅力について見ていきましょう。

特徴1:デザイン・安全性能などの面で多数の賞を受賞

クロストレックはデザイン面や安全性能を中心に専門家にも高く評価され、多くの賞を受賞しています。
その年を代表する車といえる、優れた車を選出する「2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー」では最終選考に残り、「10ベストカー」の1台に選出されました。

また、2024年次RJCカーオブザイヤー6ベスト(国産車)に選出、さらにクロストレックに採用された「新世代アイサイト」が2024年次RJCテクノロジー オブザイヤー 6ベスト(技術)に入賞しています。
そのほかにもアウトドアとアーバンの要素を融合させたデザインは、2023年度グッドデザイン賞受賞につながりました。

さらに、自動車の安全性能を評価、公表する「自動車アセスメント」の2023年度において、同社のスポーツセダン「インプレッサ」とともに最高得点を受賞し、「ファイブスター大賞」を獲得しています。

クロストレックは専門家にも高い評価を受ける、優れたクロスオーバーSUVであることがうかがえるのではないでしょうか。

特徴2:先進安全技術だけでなく広い視界で事故予防を図る設計

クロストレックは、ピラーを細くすることで良好な視界を確保し、ドライバーの死角を減らしています。
また、クロストレックはスバルの最新の運転支援システム「新世代アイサイト」を標準装備しているのも特筆ポイントです。

先代モデルよりもステレオカメラの画角を大幅に拡大し、画像認識ソフトや制御ソフトを改良したほか、広角単眼カメラを検知システムに追加することでこれまで以上に幅広いシーンで運転支援や衝突の回避をサポートします。

衝突被害軽減ブレーキである「プリクラッシュブレーキ」は、交差点右左折時の車やバイク、歩行者、自転車の認識も可能で、プリクラッシュブレーキだけでは事故の回避が難しい場合にはステアリングの制御を行う機能も搭載しています。

特徴3:雪道・泥道でスタックしにくいAWD

クロストレックはロードクリアランスを200mmに設定、さらにスバルが誇るシンメトリカルAWD搭載によって優れた悪路走破性を確保しています。
シンメトリカルAWDは、スバルのアイデンティティといえる水平対向エンジンを中心に、パワートレインを左右対称かつ一直線に配置することで優れた重量バランスを実現し、路面環境を問わず安定した走りを実現するAWDシステムです。

さらに、AWD車には機能をONにしておけば雪道などでスタックした際に瞬時に駆動力やブレーキを制御してスムーズな脱出を軽減する「X-MODE」も搭載しています。

2WD車には専用チューニングのサスペンションを装着し、街乗りやロングドライブも軽快に楽しめます。

走行性能に優れていることは、クロストレックの大きな魅力といえるでしょう。

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クロストレックのグレードを比較

クロストレックには「Touring」と「Limited」の2種類のグレード設定があり、いずれも駆動方式はFWDとAWDから選択が可能、トランスミッションには「リニアトロニック」と呼ばれるCVTが組み合わされます。

「Touring」車両本体価格が200万円台

ベースグレードといえる「Touring」は、上位グレード「Limited」では標準装備である快適性を高める機能や、予防安全装備の一部などをオプション設定にすることで価格を抑えています。
自身に必要なもののみを厳選して追加したい方や、コストパフォーマンスの高さを重視したい方におすすめのグレードです。

「Limited」11.6インチディスプレイなどが標準装備

上級グレードの「Limited」は、「Touring」に設定のあるほとんどのオプションが標準装備(シートヒーター、本革シートを除く)であり、快適装備や先進安全装備がかなり充実しています。

運転席10ウェイパワーシートや助手席8ウェイパワーシート、アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能なども標準装備です。
また、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムを備え、ディスプレイでエアコンやラジオなどの操作ができるほか、スマートフォンとの連携も可能です。

そのほか、ドライバーが目視しにくいエリアを可視化して安全確認をサポートする機能もあります。

クロストレックの新車・中古車の販売価格を紹介

クロストレック新車の販売価格

クロストレックの新車の車両本体価格は、以下のとおりです。

FWDAWD
Touring266万2,000円288万2,000円
Limited306万9,000円328万9,000円

※2024年5月28日時点の金額

クロストレック中古車の販売価格

クロストレックは2022年の年末にデビューしたモデルであるため、中古車市場にはまだそれほど多く出回っていません。
現在中古車として売られているモデルは非常に高年式であり、走行距離もそこまで長くないものが多いので中古車の販売価格は高い傾向があります。

2023年式の相場:290~310万円程度

※2024年5月28日時点の情報

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クロストレックは評価が高まっている注目のSUV

クロストレックは多くの賞を受賞しており、専門家からの評価も高いクロスオーバーSUVといえます。
走破性、デザイン性、安全性のいずれも申し分ないので、確かな性能を持つ実力派のSUVが欲しい方にぴったりの1台といえるでしょう。

※この記事は、2024年5月時点の情報で制作しています

情報提供元: カルモマガジン
記事名:「 スバル「クロストレック」はどのようなSUV?3つの特徴を紹介