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スイフトで最も安いエントリーグレードであるガソリン車の「XG」では、加飾類はほとんど使用されず、すっきりとした印象です。
シート表皮はブラックのファブリック。お手入れのしやすい素材です。なお、スイフトには「XG」を含む全グレードで駆動方式を問わず運転席、助手席のシートヒーターが標準装備であるのはうれしいポイントでしょう。
走りにこだわりがあるモデルらしく、チルトステアリングとテレスコピックステアリング、さらに運転席シートリフターも備わっており、ドライバーの体格や好みに合わせてベストなドライビングポジションが確保できます。
エアコンはマニュアルエアコンではありますが、マニュアルエアコンにありがちなダイヤル式ではなく液晶表示式なので、上位グレードに搭載されるフルオートエアコンと比較しても大きく見劣りすることはありません。
マイルドハイブリッドシステムを搭載する「HYBRID MX」になると、サテンダークシルバーのインパネオーナメントやドアガーニッシュ、コンソールオーナメントが追加され、室内にスポーティーさと上質さが加わります。
また、エアコンがフルオートエアコンになり、メッキノブになるのもポイントです。
シート表皮は「XG」と同じファブリックではありますが、メランジグレー&ブラックとなります。ドアやインパネなどにあしらわれたサテンダークシルバーのオーナメントと相まって、ハイセンスな雰囲気を醸し出します。
また、「HYBRID MX」では5MTとCVTが選択できますが、CVT車のみシートにシルバーステッチがあしらわれます。
最上位グレードの「HYBRID MZ」では、ステアリングホイールが本革巻きになり、シルバーのステアリングガーニッシュとシルバーステッチがあしらわれます。また、指先で素早いシフト操作が可能なマニュアルモード付きのパドルシフトも備わるので、スポーティーな走りが楽しめるのも特筆ポイントでしょう。
シートは「HYBRID MX」のCVT車と同じく、シルバーステッチ付きのメランジグレー&ブラックのシートです。
また、「HYBRID MZ」では、「XG」にオプション設定である「ディスプレイオーディオ・スズキコネクト対応通信機」が標準装備です。
9インチのタッチディスプレイを備えたカーオーディオは、スマートフォンと接続してハンズフリー通話や音楽アプリを使用しての音楽再生ができるなど、利便性を大幅にグレードアップしてくれます。
また、スズキのコネクト機能「スズキコネクト」との連携機能も搭載しており、事故や急病、車のトラブル時のサポートが受けられる「スズキ緊急通報」「スズキトラブルサポート」といった各種サービスや、リモートエアコンなどのコネクト機能が使用できます。
なお、ドライバーから見えにくいエリアを可視化して安全確認をサポートする「全方位モニター用カメラ」などが含まれる「全方位モニター付きメモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機」にグレードアップすることも可能です。「全方位モニター付きメモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機」は、「HYBRID MX」にもオプションの追加で装着できます。
スイフトの座席周りの収納について、見ていきましょう。
助手席前のグローブボックスは、車検証や取扱説明書などの書類を入れても余裕があります。
シフトノブの奥にスマートフォンが置けるスペースがあります。最上位グレードの「HYBRID MZ」では、この上の場所にUSB電源ソケット(Type-A・Type-C各1個ずつ)が備わり、ドライブ中にスマートフォンの充電ができます。
フロントシート用のドリンクホルダーは、センターコンソールに用意されています。
センターコンソールの最後部には、後席用のドリンクホルダーもあります。
ドアポケットにはペットボトルを保管できるスペースもあります。
リアドアはポケットではなく、ペットボトルホルダーのみです。
このほかに、「HYBRID MX」のCVT車と「HYBRID MZ」には、助手席シートバックポケットも備わります。
スイフトの荷室は定員5名が乗車している状態であっても最大265Lの容量を確保しており、小サイズのスーツケースであれば2個収納できます。
また、先代モデルよりも荷室幅を拡大したことに加え、荷室開口の地上高を低くし、さらに開口高を拡大しているので荷物が積み込みやすく、使い勝手が向上しているのはうれしいポイントでしょう。
後席をすべて倒せばさらにゆとりのある荷室スペースが確保できることはもちろん、6:4分割可倒式のリアシートを採用しているので、片側のみを倒して長尺物を積載することも可能です。
スイフトは使い勝手の良い荷室を備え、日常生活においての利便性を確保しながらも走る楽しさを味わえる、バランスのとれた1台です。ドライバーが車との一体感を感じられるインテリアも魅力的です。
車のインテリアデザインや収納などの内装は快適性や利便性を左右するので、車選びの際には細かい部分までよく確認することをおすすめします。
A:現行型のスイフトでは、インパネとドアトリムをつなげることで、ドライバーと車の一体感を演出しています。また、インパネミドルエリアは浮遊感のある形状とすることで軽快さ、先進性を表現しているのも特徴です。
A:スイフトは定員5人が乗車した状態でも最大265Lの荷室容量を確保しており、小サイズのスーツケースであれば2個積載できます。また、先代よりも荷室開口地上高を下げていることに加え、開口高を拡大、さらに荷室幅を広げて使い勝手を向上させているのもポイントです。
※この記事は2024年2月時点の情報で制作しています