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エンジンは先代モデルと同型のエンジンを採用していますが、マルチスパーク(複数回点火)の採用や燃料噴射方法を見直すなど大幅に改良し、燃焼効率を向上させています。
さらにスプリットギヤを組み込むことで従来よりも伝達効率の良い「ベルト+ギヤ駆動」を可能にしたCVTを採用することで、低速域での力強くスムーズな加速と、高速域での低燃費を実現しました。
タントのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです 。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
L/X | 2WD | 22.7 |
4WD | 21.4 | |
Xターボ | 2WD | 21.2 |
4WD | 19.6 | |
カスタムX | 2WD | 21.9 |
4WD | 21.4 | |
カスタムRS | 2WD | 21.2 |
4WD | 19.6 |
なお、タントでは2023年4月に半導体などの部品供給不足による生産遅れをカバーするため、アイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)を追加設定しています。
タントのeco IDLE非装着車のWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
L/X | 2WD | 20.1 |
4WD | 19.6 | |
Xターボ | 2WD | 18.7 |
4WD | 18.2 | |
カスタムX | 2WD | 20.1 |
4WD | 19.6 | |
カスタムRS | 2WD | 18.7 |
4WD | 18.2 |
タントに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、タントの実燃費(2023年11月14日時点)は以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | 実燃費(km/L) |
---|---|---|
L/X/カスタムX | 2WD | 17.9 |
4WD | 17.1 | |
Xターボ/カスタムRS | 2WD | 16.1 |
4WD | 17.0 | |
L/X/カスタムX eco IDLE非装着車 | 2WD | --- |
4WD | 9.8 | |
Xターボ/カスタムRS eco IDLE非装着車 | 2WD | 18.1 |
4WD | 15.0 |
実燃費はカタログ燃費よりも若干悪化するものではありますが、eco IDLE非装着車のノンターボの4WD車はカタログ燃費との差がかなり大きくなっています。そのほかでは極端な差はなく、許容範囲のうちに収まっているといえるのではないでしょうか。
タントのライバル車としては、ホンダ「N BOX」やスズキ「スペーシア」が挙げられます。ここではこの2車種とタントのカタログ燃費を比較してみましょう。
軽自動車人気を牽引する1台といえるのが、このホンダ「N BOX」。室内空間の広さや安全性の高さが幅広い層に高い人気を誇る、軽スーパーハイトワゴンの代表ともいえる存在です。
N BOXのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
N BOX | 2WD | 21.6 |
4WD | 19.4 | |
N BOX CUSTOM | 2WD | 21.5 |
4WD | 19.4 | |
N BOX CUSTOM ターボ | 2WD | 20.3 |
4WD | 18.4 |
タントとN BOXの燃費を比較すると、タントがより低燃費を実現しています。
スズキ「スペーシア」は、マイルドハイブリッドシステムの搭載と軽量高剛性のプラットフォーム「ハーテクト」の採用により基本性能を大幅に向上させ、軽快な走りとクラストップレベル(2023年11月、スズキ調べ)の優れた燃費性能を両立させています。
スペーシアのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード | 駆動方式 | カタログ燃費(km/L) |
---|---|---|
HYBRID G | 2WD | 25.1 |
4WD | 22.4 | |
HYBRID X | 2WD | 23.9 |
4WD | 22.4 | |
カスタム HYBRID GS/カスタム HYBRID XS | 2WD | 23.9 |
4WD | 22.4 | |
カスタム HYBRID XSターボ | 2WD | 21.9 |
4WD | 19.8 |
タントとスペーシアのカタログ燃費の比較では、タントがスペーシアに後れを取っていることがわかります。
現行型のタントは、ダイハツの新世代の車づくりの概念「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいたプラットフォームを採用しています。それによりアンダーボディの高剛性化を実現したことに加え、サスペンション剛性の向上、スプリングをよりやわらかくすることで操縦安定性を高めるとともに揺れの少ない快適な乗り心地を実現しました。
また、指先だけで簡単に操作できる電動パーキングブレーキや停車時に足をブレーキペダルから離してもブレーキを維持するオートブレーキホールド機能など、運転を楽にしてくれる機能も採用しています。
燃料費を左右する車の燃費性能は重要な車選びのポイントといえる部分です。カタログ燃費だけではなく実燃費もチェックして、納得のいく燃費性能を備えた車を手に入れましょう。
※この記事は2023年11月時点の情報で制作しています