ざっくり、こんな移動

  • 見て、体験して学べる「阿波おどり会館」
  • 小説・映画の舞台「眉山(びざん)」からの絶景
  • 日本一低い山「弁天山」を登頂

徳島の夏といったら「阿波おどり」です。市内には阿波おどりの歴史を学べたり、体験できる施設があります。
でも、それだけではありません。
今回は、徳島観光で外せないおススメ&珍スポットを紹介します。


阿波おどり会館

徳島を知るなら、はじめに「阿波おどり会館」です。徳島がここに凝縮しています。
阿波おどり会館はJR徳島駅正面からまっすぐ歩くと自然にたどり着ける場所にある観光施設。
徳島の歴史から阿波おどりのことなどが楽しく学べる資料や展示が豊富です。
1階には観光案内所もあって、いろいろなパンフレットが充実しています。

「阿波おどりホール」で本場の踊りを体感

「阿波おどり会館」の目玉は、いつ来ても生の「阿波おどり」がみれることです。
このホールができるまで阿波おどりは8月12日から15日の4日間しか見ることができませんでした。
今では毎日、阿波おどり会館の専属の連「阿波の風」による踊りがライブで見れます。

「連」の説明はこちらで!
「阿波おどり」で徳島が熱い!知る・観る・踊る お役立ちガイド

昼のおどり

昼のおどりでは、「阿波の風」による阿波おどりの他に、現代に至る阿波おどりの移り変わりや簡単な踊り方のレクチャーもしてくれます。
基本は簡単な2拍子と手を上げて踊るだけとシンプルですが、これがなかなか大変です。
マスターすれば、男性はより力強く、女性はより美しい立ち振る舞いができるようになります。
これは普段の所作にも活かされるので、ぜひ覚えて帰りたいところです。

夜のおどり

夜のおどりは、徳島市内「有名連」(地元で人気の「連」)による踊りが見れます。
本番の阿波おどりで有名連の踊りを見るためには、有料席の桟敷(さじき)ということになりますが、阿波おどり会館なら毎日20:00からよりグレードの高い踊りを楽しめます。

阿波おどりホールの公演スケジュール

昼のおどり 上演時間約40分 大人600円 こども300円
平日 14:00~ 15:00~ 16:00~
土日祝 11:00~ 14:00~ 15:00~ 16:00~

夜のおどり 大人800円 こども400円
毎日 20:00-20:50
特別公演阿波おどり期間(8月12~15日) 800円
11:00~ 13:00~ 15:00~


阿波おどりに関する歴史・トリビアが詰まった「阿波おどりミュージアム」


阿波おどりのミニ博物館で、徳島の歴史と阿波おどりの歴史を魅力的に紹介しています。
踊りに欠かせない「鳴り物」「衣装」なども展示してあります。

立体映像で見る「阿波おどり3Dシアター」はこのミュージアムの人気コーナーです。

さらに映画好きの人にはうれしい!
徳島を舞台に描かれた小説「眉山」は、2007年に映画化されました。その中で重要な役割を果たした小道具の数々が展示されています。映画を見た人は、思わずそのシーンがよみがえってくることでしょう。


阿波おどり会館

徳島市新町橋2丁目20 Google Map
088-611-1611 9:00-21:00 施設点検日休み 
Webサイト


徳島の名産・名品が一堂に揃う「あるでよ徳島」

徳島県物産観光交流プラザ「あるでよ徳島」には、名物の「すだち」「鳴門金時」などをつかったお菓子など、お土産などが豊富です。
「あるでよ」とは徳島弁で、「ありますよ!」いう意味です。つまり「あるでよ徳島」は徳島のモノならなんでも「あるでよ」ってことです。

お土産に迷った時には、お店の人んに聞いてみるといいでしょう。親切に相談に乗ってくれます。
「今日の人気商品は?」をたずねると…

元祖・なると金時(2個入り×5袋で972円)との答えでした。
この他にも人気の銘菓がたくさんあります。

あるでよ徳島

徳島県徳島市新町橋2-20(阿波おどり会館内) Google Map
088-622-8231 9:00-21:00 年末年始、施設点検日休み 
Webサイト


眉山(びざん)は徳島市のシンボル

徳島市のシンボル「眉山」は標高290メートルで、市内からならどこからでも見えることから、徳島っ子のに親しまれている山です。
山頂までは、阿波おどり会館の5階にあるロープウェイ山麓駅から約6分で到着です。

山頂からは市内を一望できる展望台があり、徳島の中央を流れる日本一の清流「吉野川」や、晴れた日には紀伊水道から和歌山を見渡すことができます。
ここは絶景です。

さらに山頂には、眉華鏡(まゆげきょう)と呼ばれるLED万華鏡モニュメントがあります。

高さ6メートルのモニュメントの下にある穴から覗くと4,100個のLEDが織りなす光の模様を楽しめます。ここもぜひ「見る」ではなく「体感」してほしいスポットです。


小説「眉山」

小説や映画の「眉山」で初めて徳島に興味を持って訪れた人たちも少なくないようです。
小説では、徳島の人にとっての阿波おどりの存在、「連」や徳島の街の描写も多いので、旅のお供におススメしたい1冊です。

眉山ロープウェイ

徳島市新町橋2-20(阿波おどり会館内) Google Map
088-652-3617 9:00-21:00(11月~3月は17:30まで) 施設点検日休み
片道610円 往復1,020円 夜間往復610円(17:00-21:00) 小学生以下半額
Webサイト
阿波おどり期間は22:00まで運行


「ひょうたん島クルーズ」徳島城は天然の堀に囲まれた城塞だった!?

JR徳島駅を中心に北側にはかつて徳島城があった城山があります。現在は市民のための公園になっています。
空から見ると、徳島駅(徳島城跡)は新町川と時任川(ときとうがわ)に囲まれた周囲約6kmの中州で、その姿はまるで瓢箪(ひょうたん)の形ににていることから「ひょうたん島」とも呼ばれています。
この中州をグルっとめぐる「ひょうたん島クルーズ」は観光客だけでなく地元徳島市民にも人気の観光スポットです。

徳島は水の都で、川の数138、橋の数は1,600余りと水との関わりが大きな街です。
このひょうたん島クルーズでは約30分の川旅を水上から徳島を眺めながら、徳島の中心を結ぶ19の橋をめぐります。
船が橋をくぐると「あれ?」と感じたのは、船が通る頭上には「〇〇橋」とちゃんと表示がされているのです。

船頭をつとめるガイドさんも、「これだけ橋があるとどの橋かわからなくなる」と行政に依頼して橋に表示を付けてもらったとか。「ホント?」かどうかは…何とも言えません。
阿波おどり期間中も運行しているので、暑い夏に30分の涼を味わえる川旅は絶対おススメです。

ひょうたん島クルーズ

徳島市内新町川周辺 Google Map
090-3783-2084 保険料200円
11:00-15:40(7、8月11:00-19:40) 40分毎に運航)
(8/12-15 9:00-22:00 15分毎に運航)
Webサイト
毎週土曜日「ひょうたん島鮮魚市」開催


ひょうたん島クルーズはNPO法人新町川を守る会が運営しています。新町川美化の一環ではじまり、当初は無料でスタートしたそうです。
現在は安全面から、万一の事故に備えて保険料金として200円を徴収していますが、乗船料としてお金はとってないそうです。
受付は新町川水際公園ボートハウス前で、運行開始1時間前から受け付けています。

徳島の珍スポット「日本一低い」弁天山の登山体験

徳島からちょっと足を伸ばしていってみたい日本一の観光スポットです。。
そこは国土地理院が認定している、日本一低い!標高6.1メートルの自然の山「弁天山」です

JR地蔵橋駅から県道へ出てしばらく歩くと赤い鳥居が見えてきます。
なにやら木が茂った小山が見えてきます。これが「日本一低い」弁天山です。
鳥居をくぐれば1分足らずで山頂へたどり着きます。なんともお手軽に日本一登山を体験できます。

弁天山

徳島市方上町弁財天8 Google Map
Webサイト


弁天山の向かい側にある中華料理店チーアンの軒先で「日本一」証明書を10円で発行してくれます。
ぜひ登山記念に!!

チーアン

徳島市方上町中須賀53-16 Google Map
088-669-3481 11:00-18:30 月曜定休 
食べログ


徳島駅早朝着に便利なお店

徳島駅まで夜行バスで早朝着、そんな時に便利なのは手軽に朝食が食べられるカフェやファストフードです。ちなみに徳島駅ビル内はほとんどが10:00オープンですが、スタバやドトール、ロッテリアは7時台から開いてるので助かります。。
ちなみにコンビニは徳島駅前左右にあります。

徳島駅近くの大手チェーン店

スターバックスコーヒー 徳島クレメントプラザ店 Webサイト
徳島市寺島本町西1-61 徳島駅クレメントプラザ Google Map
088-656-1721 7:30-22:00(土日祝8:00から) 不定休 

【閉店】ドトールコーヒー徳島駅前店
徳島市寺島本町東3-7-1 Google Map
088-653-7788 7:30-21:00(土日祝日8:00から) 無休 

ロッテリア 徳島駅クレメントプラザ店 Webサイト
徳島市寺島本町西1-61 徳島駅クレメントプラザB1 Google Map
088-656-3137 7:00-21:00 無休 


暑い夏、徳島観光前に一汗流したいという方には「サンルートホテル徳島」がおススメです。

最上階にある天然温泉「びざんの湯」は、宿泊だけでなく入浴だけの利用も可能。
JR徳島駅前で徒歩1分の立地も魅力的で、午前中の利用がちょっとお得ですが、午後でも1,000円以下は嬉しいですね。
20:00まで利用できるので夜行バスの待ち時間にも使えます。
阿波おどり期間中も通常どおり営業、しかも料金も同じで、特別料金はいただきません!とのことです。

サンルートホテル徳島 天然温泉びざんの湯

徳島市元町1-5-1 Google Map
088-653-8111 ①7:00-12:00 ②12:00-20:00 無休
①大人520円 こども310円 ②大人720円 こども410円
Webサイト


昔ながらの銭湯として今も地元で愛され続けている新町温泉は朝6:00から入れます。

JR徳島駅から徒歩5、6分で、360円とリーズナブルな価格、気軽さで選ぶならこちらがおススメです!夜も22:00までやってます。

新町温泉

徳島市東大工町2-28-2 Google Map
088-622-8306 6:00-22:00 第3日曜定休
大人360円 小学生150円 小学生未満70円
niffty温泉

どちらも早朝から夜まで営業しているので、夜行バスで早朝着、乗車前の待ち時間に便利です。

阿波おどり前に行ける徳島観光&便利スポットガイド、いかがでしたでしょうか?
徳島市内はバスでも観光地をめぐることもできますが、JR徳島駅を中心に半径徒歩15~20分圏内に見どころが集中しています。
ブラブラと歩きながらの観光が楽しめる素敵な街です。ぜひ楽しんでみてください!

また阿波おどり期間は夕方から交通規制がかかるので、公共交通機関はほぼ利用できなくなります。
足で街を楽しむ徳島、おススメです!

(出雲義和)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 阿波おどりの前に徳島観光!オススメ&お役立ちスポットガイド