- 週間ランキング
目次
秩父三社はどんな神社なのか、ご利益やご由緒を紹介します。
標高1,100mの場所にある三峯神社は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉册尊(いざなみのみこと)などを祀っている神社です。ご祭神が夫婦神であることから、夫婦仲を良くするご利益があるといわれています。
また全国でも珍しい山犬信仰があり、大口真神(おおくちのまかみ)というオオカミを神格化した神様を祀っています。鳥居の前や境内では「オイヌサマ」と呼ばれる神様の像が見られます。
境内には珍しい形をした「三ツ鳥居」や縁結びにご利益がある「えんむすびの木」などがあります。また、遥拝殿(ようはいでん)は雲海を望める絶景スポットです。雲海は気象条件によって見られないことが多いですが、三峯神社は雲海発生率が約35%とわりと高い確率で見られます。
秩父神社は知恵の神様として知られる「八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)」をはじめ、四柱の神様を祀っています。
社殿には左甚五郎作と伝えられている「子宝・子育ての虎」「つなぎの龍」「北辰の梟」「お元気三猿」の彫刻が見られます。お元気三猿は「よく見て・よく聞いて・よく話す」三猿として親しまれています。日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿とは違った逆の表情は必見です。
秩父神社では年に1度、日本三大曳山祭の1つとされる「秩父夜祭」が行われます。毎年12月2日に「宵宮(よみや)」という前夜祭のようなものがあり、12月3日にお祭り本番「大祭」を迎えます。宵宮や大祭では提灯が付いた山車を曳き回し、花火が打ち上げられます。
寶登山神社は宝登山の麓に本宮、山頂に奥宮が鎮座しています。寶登山神社では火防盗賊よけ・家内安全・商売繁盛・交通安全・金運招福にご利益があるといわれます。境内は車のお祓い所や水の神を祀る水神社、学問の神様である菅原道真公を祀る天満天神社などがあります。
寶登山神社がある宝登山は、火を止める山「火止山=ほどさん」が由来といわれています。神話によると、日本武尊が山頂を目指していた際、山火事に出くわしました。そこへ山犬たちが現れ、火を消し止めて一行を山頂へ案内すると姿を消したそうです。この出来事から武尊は感謝の気持ちとして、山頂に祖先である第一代神武天皇と山の神の大山祇神(おおやまづみのかみ)、火の神の火産霊神(ほむすびのかみ)を祀ったといわれています。
山頂にある奥宮へは宝登山ロープウェイに乗って行けます。長瀞駅からロープウェイ乗り場の駐車場までは無料シャトルバスも運行しているので、時間が合えば利用するのもおすすめ。
東京から三峯神社・秩父神社・寶登山神社へのアクセス方法を紹介します。三社は以下の場所にあります。
東京から秩父三社巡りをするおすすめルートは
「秩父三社巡りに順番はある? モデルルートの料金・移動時間」をご覧ください。
※2021年11月調べ
※移動時間に電車の乗り換え時間は含みません
料金が安いルートを紹介しましたが、池袋~西武秩父間は特急も運行しているので30分ほど早く行くことも可能です。
秩父三社巡りをする際、巡る順番に決まりはありません。どの神社から参拝しても問題ありませんが、三社に距離があるのでどこから巡るか迷いますよね。
公共交通機関を利用し東京から秩父三社巡りをするなら、以下のようなルートがおすすめです。
※2021年11月調べ
※移動時間に電車の乗り換え時間は含みません
まずは、三峯神社か秩父神社へ行くのがおすすめです。三峯神社へ行くには、西武秩父駅から路線バス「三峯神社線」に乗る必要がありますが、運行本数は1時間に1本程度なので、できれば午前中に行くのが良いかと思います。三峯神社行きの最終便は14時台です。
それぞれの移動時間には乗り換え時間を含んでいないので、さらに時間がかかります。公共交通機関で行くと徒歩移動も多いので、時間と体力を使いますね。
もっと楽に秩父三社巡りをしたい方には、バスツアーを利用する方法もあります!
関東発の秩父三社巡りができるバスツアーは、日帰り5,000円台からツアーがあります。
例えば以下のようなツアーで巡れます!
5,980円
※2021年12月頃まで催行予定
三峯神社・秩父神社・寶登山神社を1日で巡れます。さらに帰りには、自社工場で製造しているバウムクーヘンや食パン、ジェラートなどを販売する花園フォレストでお買い物も楽しめます。
各社では30~80分ほど自由参拝の時間が取られているので、関東屈指のパワースポットでゆっくり参拝ができます。
その他のバスツアーは以下で検索してみてください。
(バスとりっぷ編集部)