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豊鉄バスは名鉄系の豊橋鉄道の子会社で、2007年に豊橋鉄道の乗合バス部門が分離して創業した。エリアの基本は豊橋市を中心とする愛知県東部・東三河地方で、営業所は豊橋・新城・渥美に置いている。
バスラマでは1994年発行のNo.22で当時の豊橋鉄道バスを取材したが、当時に比べると不採算路線が大幅に合理化されている。現在の路線のうち豊橋市内は豊橋鉄道の鉄軌道との連携もあり比較的堅調。その他のエリアには不採算路線も多いが、各自治体・地域の公共交通に対する理解を受けつつ継続しているケースは多い。
また豊鉄観光バスは1954年に豊橋観光自動車として設立された貸切事業者で、豊橋鉄道の貸切バス部門との併合などを経て、現在に至る。
豊鉄バス、豊鉄観光バスとも車両は三菱ふそうが主体で、豊鉄観光バスでは近年日野も一部採用する。路線車はかつて大型9m車MMが多かったが、現在は全車引退し、その役目はMPワンステップの短尺車に引き継がれている。
バスラマNo.172では、豊鉄バス/豊鉄観光バスの略歴と現況、特徴的な路線の試乗、車両アルバム、アーカイブスで全21ページを構成した。
そのほかバスラマNo.172では、第1回静鉄バスドライバーズコンテストや、クラブツーリズムのバスツアーで運行されている“フアースト”、自動運転の試乗会なども取材・掲載している。
(バスラマインターナショナル)