ざっくり、こんな記事

  • さくら観光バスにスカニア製2階建てバスが登場
  • 1階は女性専用シート
  • 2階は頭上に荷物棚あり



スカニア製2階建てバス「ミルキーウェイエクスプレス」

さくら観光バス2階建てバス「ミルキーウェイエクスプレス」

さくら観光バスの高速バス「ミルキーウェイエクスプレス」で、2025年8月よりスカニア製2階建てバスが運行を開始しました。

1階・2階ともに4列シートで、合計54人乗りの大型バスです。さらに、1階は女性専用エリアで1人旅の女性も安心です。


スカニア製2階建てバス車両紹介

外観

さくら観光バスの高速バスは、白のボディにゆるくカーブされたブルー系のラインが描かれているのですが、新しい2階建てバスはピンク系のラインです。大きくて厳めしいイメージの2階建てバスも、優しい雰囲気になりますね。

正面
後面
運転席側
乗車口側


車内1階

乗車口から入って左側に使い捨てのスリッパとアイマスクが用意されています。必要な人はここから持っていきしょう。

スリッパとアイマスク
不織布の使い捨てスリッパ

座席は入って左側。1人掛けシートが2つずつ、乗車口側は2列、運転席側は3列、合計10席ありますが、運転席側前方1列目は使用不可のため乗車できるのは8人まで。そして、1階は女性専用エリアです。シート番号は乗車口側からA・B|通路|C・D、前から21、22、23となっています。

走行中は運転席とシートの間、および階段とトイレの間のカーテンが閉められます。

カーテンを閉めた状態
1階のシート

トイレも1階です。階段を降りてすぐなので2階の人も利用しやすいです。

トイレ内部
水洗トイレ


車内2階

2階に上がってみましょう。

乗車口から入って右側に階段
階段を上った状態

1人掛けシートが通路を挟んで2つずつ並んでいます。縦方向には13列。階段の分などを差し引いて、合計46人乗車できます。シート番号は乗車口側からA・B|通路|C・Dです。前から1、2、3…11、12、13となっています。

車内2階

写真ではカーテンが開いていますが、夜間走行するので通常カーテンは閉まっています。

灯りを防ぐ遮光カーテン

前方もカーテンでしっかり閉じられています。せっかくの2階建て車両なので、展望が見えないのはちょっと勿体ないと思ってしまいましたが、夜なのでしょうがない。

2階前方はカーテンが閉まっています
カーテンを開けるとこんな展望


シート設備解説

1階・2階のシートに違いはありません。
1階のシート間は、21A・21B、22A・22Bは約35cm、21C・21Dは約39cm、22C・22D、23C・23Dは約37cm。2階のシート間は基本約37cmですが、若干違う席もあり、10A・10Bは約39cm、12C・12Dは約48cmです。

特徴的なのは足元の広いスペースでしょうか。シートの下にゆったりと足を伸ばせます。

前シートにはドリンクホルダー、フック、網ポケット
充電コンセント
窓側席のリクライニングスイッチは窓側
通路側席は通路側に
リクライニング角度は約110度くらいでしょうか
シート下のスペースに足を伸ばせます

シートの頭上も見てみましょう。
荷物棚は1階はなし、2階は6・7列以外にあります。奥行きは約22cmで高さは約17cm。お土産の入った紙袋やリュックサックが置けますね。空調と読書灯は1階・2階一緒です。

2階は頭上に荷物棚あり
空調と読書灯はシート上部に

夜は車内の灯りが消され、青い常夜灯が灯ります。写真では明るく写っていますが、実際はもう少しほのかな灯りです。また、フリーWi-Fiのサービスはありませんが、乗車中は眠っているので、あまり不便は感じないと思います。

消灯後の様子


スカニア製2階建てバス「ミルキーウェイエクスプレス」運行路線

埼玉・東京から京都・大阪方面の運行経路

2階建ての「ミルキーウェイエクスプレス」は、現在埼玉・東京~京都・大阪間を1日片道1便ずつ運行しています。
乗降場所は久喜市菖蒲バスターミナル・久喜駅西口・和光市駅南口・バスタ新宿・京都八条口・なんばOCATで、静岡県の足柄SA、浜松SA、滋賀県の土山SAで休憩が予定されています。

※休憩場所は道路状況で変わる場合があります

料金は4,000円台からと、とってもリーズナブル。積極的に利用したいバスです。

※2025年8月調べ

※取材協力:さくら観光バス


(さとちん)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 さくら観光バスの新型車両はスカニア製2階建て高速バス!「ミルキーウェイエクスプレス」の快適空間を徹底調査