全車両トイレつき! 長野県と東京、大阪・京都を結ぶ「千曲バス」の4列シート・3列シートの車両設備を徹底解説
目次
4列シート車両
4列シート車両は「立川・玉川上水~軽井沢・草津温泉線」「新宿・池袋~佐久・上田・軽井沢線」の2路線、長野県と東京間を走る昼行便で使用されてます。
車両外観はボディーカラーがクリーム色。赤・オレンジ・青のラインが一直線に走るスタイリッシュなデザイン。カモシカのマークが入っています。
車内は2人掛けシートが通路を挟んで並ぶ4列シート。運転席側は10列、反対側は後ろにトイレがあるため9列です。座席番号は乗降口側からA・B|通路|C・Dとなっています。特徴的なのは、2人掛けシートの間にカーテンがあること。これによって、知らない人と隣同士になってもプライバシーが保たれます。
シートピッチには比較的余裕があり、足を伸ばしてリラックスして座れます。リクライニングの角度もかなり深めです。
座席の前には折り畳み式のテーブルと網ポケット、フック、ドリンクホルダー。ドリンクホルダーが2カ所にあり、テーブルを畳んだままでも飲み物を置く場所があるのは助かります。車内はフリーWi-Fiが利用可能。
荷物は座席上の棚へ。空調と読書灯、降車ボタンも座席の上にあります。
カーテンは若干生地が薄目ですが、太陽の光を遮るには十分です。
トイレは車内後方にあり、使用中は車内前方のランプが点灯します。トイレ内は手すりが多く、突然の揺れにもすぐ掴まることができて安心。
トイレを出たところにはゴミ箱もありました。車両後方にゴミ箱があるのは嬉しい気遣い。最近、街中のゴミ箱も撤去されているので、これはとても助かりますよね。
車内にはコンセントがないので、乗車前にフル充電しておくか、予備のバッテリーを持って乗車しましょう。座席と通路の間に段差があるのも、小さなお子さんや年配の人と一緒のときは気を付けてくださいね。
新型4列シート車両
4列シートの新型車両です。こちらも前述した4列シート車両と同様、「立川・玉川上水~軽井沢・草津温泉線」「新宿・池袋~佐久・上田・軽井沢線」の2路線で使用されてます。
基本は、これまでの4列シート車両とあまり変わりはありません。車内は2人掛けシートが通路を挟んで並ぶ4列シート。運転席側は10列、反対側は後ろにトイレがあるため9列です。座席番号は乗降口側からA・B|通路|C・Dとなっています。
2人掛けシートの間にカーテンがあるのも同じです。
大きな違いはシートベルトが2点式から3点式になっていること。より安全度が増しています。
座席も特に変化がないように見えますが、新型車両にはコンセントがついています。フリーWi-Fiが利用できるので、充電できるのはありがたいですよね。テーブルにはペットボトルと紙コップが置けるようになっています。
また、座席と通路の間の段差もなくなり、フラットになっています。カーテンはしっかり光を遮光してくれる厚手タイプ。
トイレはこちらも車内後方にあり、車内前方のランプが点灯して使用中を教えてくれます。
3列シート車両
千曲バスの3列シートは、長野県と大阪・京都を結ぶ夜行バスで使用されています。
独立シートですが、入口側の2席は距離が若干近くなっていて、通路を挟んで左側に1席あるような感じです。友達同士や家族の場合は入口側の2席を取るようにすると、コミュニケーションが取りやすそうです。
入口側から1・2・3の順番で座席番号が振られています。3列シートが10列並んでいますが、車両の真ん中にトイレがある関係で、入口側は10列・真ん中は9列・運転席側は8列。なので、最大27人乗りです。
両端の座席にはカーテンがあるので、夜、眠るときプライバシーが保たれます。
シートのリクライニングの角度もかなり深め。前にはドリンクホルダーと網ポケットあり。テーブルは収納式となっています。フットレスト、レッグレストがあるので、長時間の乗車でも足のむくみを予防できます。靴を脱いでいられるのは楽ですよね。
枕の位置もずらせます。フリーWi-Fiが利用できるので、コンセントが各シートにあるのも助かります。
トイレは車内中央にあります。階段を下りた場所になっているので、音が気になる人もこれなら安心して利用できますね。
移動時間がリフレッシュタイムに!
以上、千曲バスの車両について紹介いたしました。プライバシーが保たれ、ゆったり体を労わりながら移動できる工夫が随所に見られます。これなら到着してからもガンガン動き回れそうですね。全車両フリーWi-Fi使用可能なので、車内でも退屈しないですみそうです。
ちなみに、ブランケットの用意や貸し出しはありませんので、心配な方は温度調整しやすい服装にするなどの対策をとることをおすすめします。
千曲バス利用時の参考になると嬉しいです。
■運行路線
※リンクからは高速バス比較サイト「バス比較なび」にて、詳しい停留所と料金が確認できます。リンク先のページでは必要に応じて「逆区間」のボタンをご利用ください。
※共同運行会社のバス便も含みます。
※紹介している車両・シートは、千曲バスの担当便で運行されます。他のバス会社と共同運行している路線は、乗車日によって車両が異なります。
※取材協力/千曲バス
(さとちん)