ざっくり、こんな記事

  • 東京駅から中央自動車道を通って河口湖周辺の観光地へ
  • 4列シートでトイレ付き! フリーWi-Fiも利用できる!
  • 外国人観光客にも人気! 満席の便が多いので予約はお早めに



リーズナブルで乗り換えなしが嬉しい高速バス「東京駅~富士五湖線」

東京駅八重洲南口から出発する「東京駅~富士五湖線」

東京駅八重洲南口と河口湖・山中湖周辺の観光地を結ぶ、富士急行の高速バス「東京駅~富士五湖線」。東京駅から富士急ハイランドまでは約1時間50分、河口湖まで約2時間。一部のバスは山中湖旭日丘まで約2時間半と、人気観光地へ2時間前後で行けちゃいます。

さらに、富士急ハイランドや河口湖へは、電車なら大月駅で富士急行線への乗り換えが必要となりますが、バスなら目的地まで乗り換えなし! 電車の駅がない山中湖や忍野八海へも、東京駅から直行できるとっても便利なバスです。

このバスの終点は山中湖旭日丘

土地勘のない人には助かりますよね。なので、外国人観光客にも、とっても人気なんです。

しかも、運賃がとってもリーズナブル! WEB販売で東京~富士急ハイランド・河口湖駅間が大人1,800円、小人900円! 忍野八海までも大人2,030円、小人1,020円です(2023年4月調べ)。

その他の運賃はこちら
富士急行バス 特急 東京駅~富士急ハイランド・河口湖・山中湖

連日満席の便が多いのも納得です。


トイレやWi-Fiも完備! 気になる設備をチェック

人気の高速バス、どんな設備か気になりますよね。しっかりチェックしてきました。

車内は4列シートの42人乗り。席の並びは後方から見てAB|通路|CDとなっています。
AB列は最後尾にトイレがあるので10列まで。CDは11列まであります。

前方から見た車内の様子
後方から見た車内の様子

座席の前には折り畳み式のテーブルと網ポケット。

カップホルダーが2カ所ある折り畳み式のテーブル
網ポケットにはWi-Fiの利用法を書いたパンフレットやエチケット袋

一番前はテーブルが少し違っていたので、こちらも紹介します。

一番前の座席には、テーブルの左に荷物かけのフックもありました
テーブルは少し小さめですが、右下にしっかりとしたカップホルダーがあります

次に座席についてですが、間隔はそんなに広くありません。でも、シートの下にスペースがあるので、足を伸ばせます。さらにフットレストを下ろして、足を休めることも。

ただし、一番前の座席にはシート下のスペースとフットレストはありませんでした。

足が伸ばせるのはとっても楽!
フットレストは浮腫み予防に嬉しい

シートベルトは窓側が黒、通路側がグレー。一番前の席は自家用車のような三点式のシートベルトでした。

シートベルトは窓側と通路側で色が違います

少しですが背もたれが倒れます。90度の姿勢で座っているのとは全然違いますよね。

わずかな角度でもお腹への負担は格段に違います

通路側のアームレストは上にあがるので、出入りが楽! 荷物は頭上の棚へ置けます。

太陽の光は遮光カーテンがしっかり防ぎます
頭上の荷物は頑丈なゴムがしっかりホールド!

スイッチ類は頭上にまとまっています。

空調や読書灯の調整は頭上のスイッチで
降車ボタンも上にあります

途中トイレ休憩はありませんが、車内に完備されているので大丈夫! トイレが使用中かどうかは、前方に案内があります。

トイレがあるので目的地まで休憩はなし
清潔な水洗トイレ

トイレ使用中はトイレマークが点灯します

これだけ設備が揃っているので、2時間ほどのバス旅ならほとんどストレスは感じませんでした。



東京駅八重洲南口から「東京駅~富士五湖線」に乗車

東京駅八重洲南口バス乗り場

バスは東京駅八重洲南口から出発。中央に案内板があります。「東京駅~富士五湖線」は3番乗り場でした。25分前に到着しましたが、大きなスーツケースを持ったアジア系の旅行者が、すでに並んでいました。

3番乗り場
乗り場がわからないときは案内板をチェック

事前にWEBから予約済み。座席は自動で振り分けられます。バスが到着したら、WEB乗車券を提示して、車内へと乗り込みます。

早めに着いていたので、行列の後ろを見ていなかったのですが、なんとこの日は満席となっていました。乗客の半分以上は海外からの観光客でしたよ。

WEB乗車券を提示
続々と乗車してくる乗客。この日は満席

バスは定刻の9:20に出発。東京駅鉄鋼ビルに停車後、神田橋入口から首都高、そして中央自動車道へ。バスは富士急ハイランドまでノンストップです。

左手にビール工場が見えて、思わず荒井由実の「中央フリーウェイ」が脳内再生されました。そして、どんどん景色は山の中の、のどかな風景へと変わっていきます。

中央フリーウェイ左に見えるビール工場

相模湖の前あたりで、左手に富士山が見えると、車内は「oh!Mount Fuji!」の大合唱。みんながスマホで写真を撮っています。左に座っていると富士山がよく見えますよ。

富士山が見えてくると車内がザワザワ

大月インターを降りると、富士山もグンと近づいてきて、富士急ハイランドに着く頃には、もう富士山は目の前!

富士急ハイランドと富士山

富士急ハイランドでは、7割くらいの乗客が降り、空席ができたので席の移動も可能になりました。一番前の座席に座っていた筆者は、後方へと移動。でも、一番前はとっても景色が良かったですよ!

河口湖駅でも多くの乗客が降り、その後は数人だけ。山中湖まで行けるバスですが、富士急ハイランドが人気のようです。

河口湖駅と富士山

富士山駅までは各バス停で停まっていましたが、富士山駅以降は降車ボタンを押して、普通の路線バスのように降りたいバス停で停めてもらいます。

富士山駅

私はその後、忍野八海を過ぎ、富士山・山中湖バス停で下車。途中少し道が混雑していて、定刻の11:50から10分遅れの12:00に到着です。

富士山・山中湖バス停


「東京駅~富士五湖線」で行きたい観光スポット

河口湖

河口湖のハーブフェスティバルは6月下旬から7月中旬

一周約17kmの河口湖。桜、アジサイ、ラベンダーと、季節の花が楽しめます。秋には紅葉回廊できれいな紅葉を眺めることも。富士山のビューポイントもたくさんあります。

大石公園から見る河口湖に映り込んだ富士山は、月並みな表現ですがまるで絵画のような美しさです。


忍野八海

富士山とその構成資産として世界遺産登録されている忍野八海

忍野村にある8カ所の湧泉群。富士山からの伏流水で、持ち帰ることも可能。おいしい水で淹れたコーヒーや、蕎麦、焼魚など、グルメも堪能できます。富士山もとてもきれに見えますよ。


山中湖

富士五湖の中で最も標高の高い位置にあり、富士五湖最大の面積を持つ湖。マリンスポーツや釣りなどが楽しめるスポーツのメッカでもあります。

「東京駅~富士五湖線」なら上記のスポット全部にバスが停まります。海外からの乗客も多いので、バスの中で国際交流ができるかもしれませんよ。

富士五湖についてはこちらの記事もご覧ください。

「東京駅~富士五湖線」は運行本数が多いので、とても利用しやすいです。
以下で時刻や停車バス停をご確認ください。

東京駅~富士五湖線

(さとちん)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 東京~山中湖間を高速バスでリーズナブルに移動! 富士急行バス「東京駅~富士五湖線」乗車レポート