車窓には南アルプス! アルピコ交通「名古屋~松本便」乗車レポート! 乗り場や車内設備を解説&電車との料金比較も
目次
アルピコ交通 高速バスの車両・車内設備を紹介!
車体には「Highland Express」の文字!
車両は白をベースとしており、アクセントにカラフルなラインが入っています。側面には「ALPICO GROUP」という文字とともに、大きく「Highland Express」という文字が。上高地がある長野のバス会社らしいデザインです!
グレーとピンクのシートが特徴的!
車内はグレーとピンクを基調したシート。シートそのものやヘッドレスト部分にそこそこの厚みがあり、座り心地がよかったです。リクライニングの角度も十分で、ゆったりリラックスして乗車できます。
女性専用席も設置! コンセントやテーブル・フットレストも
車両前方には女性専用席もあります。
また、各席にコンセントを完備。名古屋~松本間を移動する特急列車「しなの」にはコンセントが無いので、スマホ必須のわたしにとっては、この点はかなり嬉しいです! ひじ置きは上下に動かせます。
小さいながらテーブルもあり、飲み物やスマホを置いておけます。また、足元にはフットレストが。足元のスペースは広く、雪道用の靴を脱いで置いておいても余裕があるくらい。
エアコン・ランプの調整も可能!
エアコンとランプは頭上で調節可能。車両前方には次の停車バス停を表示するディスプレイとともに、時間も表示されています。地味ですけどこれ嬉しいですよね。
トイレもあって安心
トイレは車内後方に! 途中休憩があるとはいえ、やっぱり車内にトイレがあると安心します。
実際に乗車してきた!
乗車は名鉄バスセンターから
今回は、名古屋→松本の便に乗車します。名古屋駅の乗り場は「名鉄バスターミナル 7番のりば」。この名古屋~松本便はアルピコ交通と名鉄バスの共同運行になるので、名鉄バスターミナルが発着地になります。
名鉄バスターミナルは案内が多いので利用しやすい! 7番のりばからは他の方面へのバスも発車しますが、電光掲示板があるので安心です。
発車5分ほど前にバスが到着。定刻の12:10にバスセンターを発車しました。
途中休憩は1回、恵那峡SAで
その後バスは名古屋市内を抜け、桃花台バス停に停車して休憩の岐阜県恵那市の恵那峡SAへ。恵那峡SAには13:15ごろ到着。休憩終了は13:30とのことなので、だいたい10分~15分の休憩となります!
恵那峡SAにはおみやげコーナー以外にもファミリーマートがあります。
昼神温泉を経由して中央道から松本へ
恵那峡SAを出たら、長野県に入り昼神温泉バス停に停車。その後も中央道を走り、松本へ向かいます。
ここから、下車できる高速上のバス停がいくつもあります。また、このあたりからは遠くに南アルプスが見えるので、この時期は雪国らしさが増してきます。やっぱり雪山はテンション上がりますね!
松本での降車地はバスターミナルすぐ横・駅チカで便利!
松本には予定より15分ほど早く到着。到着はバスターミナルのすぐ横、駅までは徒歩約3分のところです。電車に乗り継ぐにも、路線バスに乗り継いで松本観光をするのにも便利ですね。
名古屋~松本便のバス便
※リンク先は名鉄バスの便も含みます
名古屋~松本間の交通手段比較
名古屋~松本間の3つの移動手段(JR 特急しなの、JR 普通列車乗り継ぎ、高速バス 名古屋~松本線)を比較しました。
料金や所要時間は以下の通り。
料金 | 所要時間 | ポイント | |
---|---|---|---|
JR 特急しなの (指定席) | 6,140円 | 約2時間 | 乗り換えなし・最速 |
JR 普通列車乗り継ぎ | 3,410円 | 約3時間50分 | 乗り換え1回~ |
高速バス 名古屋~松本線 | 3,000円 (Web予約)~ | 約3時間半 | 乗り換えなし・最安 コンセントあり |
※2024年2月調べ
※特急料金は通常期・指定席利用
JR 特急しなの
JRの特急しなのは、名古屋〜松本間を約2時間で結びます。今回紹介する中では一番所要時間が短いのがポイント。料金は指定席利用で片道6,140円。
また、運行本数も多いです。朝から夜まで、1時間に1本の間隔で運行しているので、旅程にも組み込みやすいですね。
JR 普通列車乗り継ぎ
特急を使わない場合、最低でも1回乗り換えが必要です。所要時間は約4時間弱、料金は3,410円です。
アルピコ交通 名古屋~松本線
高速バスの場合、名古屋〜松本間は約3時間半。料金は最安で3,000円と一番安いです。特急しなのと比べると時間こそかかりますが料金は半分程度、なんと普通列車を乗り継ぐよりも安いんですよね。これはスゴイ。
わたしは今回紹介した3つの交通手段全てで名古屋~松本間を移動したことがありますが、どれもそれぞれ良さがあり、中でも高速バスは「一番コスパに優れた選択肢」と言えそうです。
名古屋~松本便のバス便
※リンク先は名鉄バスの便も含みます
まとめ
実際に乗車してみて乗り心地がよく景色もよかったので、名古屋~松本間を移動する際には高速バスも候補に入れてみてほしいです。特急しなのにはなかった充電コンセントがあるのもポイントが高いです。
「名古屋~松本といえば特急しなの」という印象が強く、高速バスがあることがまだまだ知られていない気がしますので、ぜひ一度お試しください!
※取材協力:アルピコ交通
(Goomba)