一般社団法人女性バス運転手協会が主催する第1回「女性バス運転手の会」が、2018年3月28日(水)に開催された。

近年バス業界の運転手不足は深刻化しており、その改善策として女性の活躍が期待されている。しかし現在、全国のバス運転手の中で女性が締める割合は1.5%とまだまだ少ない。




第1回 女性バス運転手の会


たくさんの女性が参加



そういった背景から、現役の運転手やこれから運転手を目指す女性に参加を呼びかけ、仕事の楽しさ、課題などを語り合える機会が設けられた。






現役の女性バス運転手がざっくばらんにトークセッション



トークセッションに参加したのは5名の運転手。京王バス、東京空港交通、大新東、日立自動車交通、羽田京急バスで業務している現役の運転手だ。



5名が普段運行しているのは、路線バスやコミュ二ティバス、羽田空港内のランプバス、テーマパークとホテルを結ぶバスと様々。区間や車両も異なる。

トークセッションでは、それぞれの業務内容や苦労、やりがいなどが語られた。





5名の運転手がトークセッションに登壇


仕事に対する思いを語る


トークセッション後に行なわれた交流会では、参加者がケーキを食べながら情報を交換。

男性ばかりの職場でなかなか同性の運転手と話す機会がない、という人も多かったため、仕事の悩みなど様々な意見が交わされていた。





ケーキを食べながら情報交換


和やかな雰囲気の交流会



参加者の中には、バス会社の中で女性がただ1人自分だけ、という女性や地方から参加する女性の姿も。



積極的に女性を採用しているバス会社では更衣室や宿泊施設などの環境が整えられているが、女性の受け入れ体制が整っていない会社では苦労も多い、という声も挙がった。



今後バス業界の運転手不足を解消するために、女性が活躍しやすい環境づくりや今回のイベントのように女性同士で交流できる機会を増やすことが求められている。




情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 国内初! 第1回「女性バス運転手の会」を開催、全国の女性バス運転手&これから運転手を目指す女性が集合