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さくら観光が運行する「散策バス」。快適シートが話題の高速バスに、新宿から名古屋まで乗車しました。
足元のスペースを確保することで、一体どのくらい快適になるのか、気になる乗り心地を体験してきました! そのほか、バス停までのアクセス方法、そして立ち寄ったサービスエリアなどの情報もご紹介します。
筆者が乗車したのは新宿発→名古屋行きのバス。乗り場はJR新宿駅南口スグの「バスタ新宿」4階です。
バスタ新宿は、2016年に開業されたばかりのバスターミナル。隣接するショッピングモール「NEWoMan」では、話題のコーヒーショップや、ショッピングが21時半まで楽しめます。
21時半以降は、バスタ新宿に隣接しているショップが大体閉店するのですが、新宿駅周辺には深夜までオープンしているウェンディーズやマクドナルドがあるので安心です。
4階のバス乗り場にも座って待機できる待合室がありますが、時間帯によっては混雑し、座れない場合も。
また、同じく4階にはファミリーマートもありますが、バス発着時はかなり混雑します。レジは10分以上並ぶこともありますので、早めに買い物を済ませることをおすすめします。
いよいよ乗車です。出発時刻は24時25分だったので10分前の24時15分から乗車の改札が開始されました。ボディは青く、パンダと虹のイラストが施されているため目立ちます。トイレ休憩などでバスを離れても安心ですね。
バスのトランクには、旅行用トランクケースサイズ(30×50×90cm)までの大きさの荷物を1つ預けることができます。自転車や楽器、サーフボードなど大きな荷物を積み込むことはできません。
預ける際には、カバンの口をしっかり閉じたか確認しましょう。また、「休憩中に必要なものをトランクの中に入れてしまった!」という場合でも、残念ながら目的地到着までトランクを開けてもらうことはできないので、荷物を預ける際には十分注意してくださいね。
席数は2+1の3列シートが縦に8列並んだ24席なので、かなりゆったりめ。前列との間隔は約123cm! 広々しています。
足元にはフットレストがあり、座席に足元ゆったりシート(レッグレスト)も設置されているので、ストレスを感じずに足を伸ばすことが可能! そしてブランケットも付いているため、クーラーが少々強くても安心です。
コンセントも設置されているため、バッテリーを気にせずにスマホがいじれるのも魅力的。さらに、Wi-Fiも完備されています。
その後、新宿を出発し、アナウンスで乗車時の注意などを確認。その際、「リクライニングを十分にお使いください」という案内があるため、気兼ねなく背もたれを倒すことができます。
その後、足元の通路ライト以外は消灯し、おやすみモードに。
新宿を出発してから約1時間30分が経過したころ、足柄パーキングに到着しました。寝ている乗客もいるため、アナウンスは無しで休憩開始。休憩時間は15分でした。
一般的に女性の方は、最初のトイレ休憩で化粧を落とし、肌のケアをすると思うのですが、筆者が実際にトイレに行って、化粧を落とし、バスに戻るとかなりギリギリの時間でした。
そのため、早めの行動を心がけるといいかもしれません。トイレはかなり広いので、混むことはありませんでしたが、コンビニも行きたいという方は気持ち急ぐことをが大切だなと実感しました。
3時50分ごろ、2回目の休憩場所「浜松パーキング」に到着しました。今回の休憩時間は30分です。1回目の休憩よりも時間が長めなので、ここでゆっくりできます。といっても、爆睡している乗客が多かったので、ここで休憩をとる方は少なかったように思います。
浜松パーキングエリアもトイレがかなり広いので待つことはありません。夜中でもミニストップが営業しているので、欲しいものはここでゲットできます。
朝5時40分ごろ、クラシック調の音楽とともに、添乗員の「おはようございます」という爽やかなアナウンスが流れます。金山到着10分前、乗客のみなさんはリクライニングを元の位置へと戻し、下車準備を始めていました。バスは予定どおり5時50分に金山に到着しました。
6時10分、予定時刻通りに名古屋南笹島ライブに到着しました。足元にスペースがあるため、一般的な4列シートのバスよりも、荷物まとめがスムーズにできたと思います。
バスを降りると、モード学園のビルが見えますので、その方向へ歩いて行くと名古屋駅方面になります。近くには早朝から空いているマクドナルドや24時間営業のネットカフェなどがあるので、時間つぶしに困ることはありません。
今回乗車して思ったのは、下車後の腰の痛みがいつもよりも軽減されている! ということ。
足元にゆったりとしたスペースがあることにくわえ、リクライニングを思いっきり使えることで、爆睡することも可能なバスだと実感しました。
今回乗車した「散策バス」は、トイレがないと不安という方には不向きかもしれませんが、足元を広々と使いたい方、いつも夜行バスで腰が痛くなってしまう方にオススメです。
(トキエス)