味噌カレー牛乳ラーメン? ホタテって釣れるの? 夜行バス47都道府県巡りの旅【冬の東北・青森編】
勢いではじまった夜行バス47都道府県巡りの旅、第1段は青森の八戸。
夜行バスで47都道府県を巡ってご褒美に豪華バス? バス旅チャレンジ企画【冬の東北・八戸編】
今回は移動して青森市です!
ねぶたミュージアムで、迫力ある展示と伝統の歴史を刮目!
八戸での昼食を終え、青森駅へ。鈍行列車を乗り継ぎ2時間強、新幹線はやぶさでは1時間で到着。青森駅を出てすぐ左手に進むと、インパクトのある建物が2つ。
右手前の赤い建物が、ねぶたの家 ワ・ラッセ。左奥の白い建物が、県産食材を扱う商業施設「A-factory」。A-factoryには後ほど向かうことにし、まずは文観光交流施設、ねぶたの家 ワ・ラッセに。
東北、いや日本の夏の有名なお祭りの1つであるねぶた祭りは、青森市の目抜き通りで戦前以前からずっと長らく行われてきた伝統な祭り。しかし、その起源や歴史は明確なものはなく、諸説あるとされています。また、ねぶたの構造や規模は技術と共に年々進化しています。
知れば知るほど、奥が深いねぶたの魅力を、施設内の「ねぶたミュージアム・ねぶたホール」にて存分に知ることができます。実際に過去の祭りで受賞をした名作ねぶたを間近で見られ、構造を知るために本物のねぶたに触ることもでき、8月に行われるねぶた祭りに参加したくなるほどにねぶたに惹かれること間違いなし!
ねぶた家ワ・ラッセに立ち寄ったので1ポイントGET!
ねぶたの家 ワ・ラッセ
017-752-1311 9:00-19:00(5-8月)9:00-18:00(9-4月) 12/31、1/1休館
ねぶたミュージアム・ねぶたホール おとな600円 高校生450円 小中学生250円
Webサイト
ワ・ラッセ、アスパム、八甲田丸共通券あり
A-factoryでおやつ休憩とお土産購入を
ワ・ラッセを出たら、次に向かうはお隣のA-factory。
こちらは東北新幹線の新青森駅と同じ日、2010年12月に開業した、新しい商業施設。施設内には、県産食材を扱った土産販売やカフェ、レストランが一堂に集結。ここで、スイーツを食べ休憩しつつ、お土産をまとめて買ってしまいましょう。
青森といえば、りんご!ということで、まずは県産りんごを使用したお手頃なサイズのアップルパイ(280円)を購入。そして、そのアップルパイを持って、2階へ!
2階にはシードルの飲み比べができるセルフサービスのテイスティングバーがあります。シードルとは、りんごから作られるお酒。A-factory内にはシードルの工房もあり、飲み比べだけでなく、気に入ったものをお土産に購入することももちろん可能です。レストランでテイスティング用のカードを購入し、10種類あるシードルから自由にセレクト。
スィートタイプはりんごの甘みが飲みやすく、ドライタイプはスキッとした辛口な飲みごたえがあり、ロゼはフルーティな味わいのする鮮やかな色味のシードル。種類によって大きく異なり、自分のお気に入りを見つけるのが楽しいです。更なる良質なシードルを飲みたい方は、2階のレストランにて、1階の工房にて搾りたての生シードルをお試しあれ。ここのレストランでしか飲むことのできない貴重なものです。
アップルパイとシードルでいい気分になってところで、1階に戻りもう1つスイーツをいただくことに。
「GELATO NATUR(ジェラート ナチュレ)」は、素材にこだわった本格派ジェラートのお店。色々な味があるものの、青森のお店らしく、りんごを使ったジェラートが6種類も用意されています。3種類を少しずつ食べることのできるトリプルカップを購入し、りんごジェラートの食べ比べを行います。
6つの異なる品種を使用したりんごジェラート(※紅玉のみ、りんごミルク味のジェラート)の中から、今回はジョナゴールドと星の金貨と紅玉りんごミルクを選択しました。
ジョナゴールドは、酸味と甘みが程よいバランスで楽しめる。星の金貨は、りんごとは思えないほどの、けれどしつこくはない甘さが絶妙。紅玉りんごミルクは、りんごの味とミルクのマイルドさがマッチし、さっぱり食べやすい。
おやつを沢山いただいたら、お土産をじっくり選びましょう。りんごのお土産だけでも、生のりんごから、りんごをふんだんに使用したスイーツやアップルティー、自宅で手作りができるりんごあめキットという変わり種まで、盛り沢山!
もちろん、りんごだけでなく様々な県産食材を活かしたお土産が売られているので、自分用のお土産も、大切な方への渡すお土産も、ここで揃えることができます。
A-factoryでご当地グルメを堪能したので1ポイントGET!
A-factory
地酒も肴も〆も青森ざんまいで楽しい夜を
お土産購入に時間をかけたら、外はもうすっかり暗くなっています。冬の東北は寒いですし、夜ご飯のお店も駅から近いところにしましょう。
駅前のロータリーにある、帆立小屋では、なんと「帆立釣り」ができます。調理代込みの1回500円で、3分間釣り放題に挑戦。棒についた釣り糸の先の針を、開いた帆立貝のすき間に入れ、貝が針を挟んだらすかさず水面上に。3分間で釣れた分を、焼き、寿司、刺身のどれかの方法でいただくことができます。釣れなかったとしても、2枚はサービスでいただけます。お店の方に伺ったところ、これまでの最多記録は13枚とのこと。なんと1枚当たり40円以下!破格です……。
帆立釣り以外にも、定食メニューもあり、ごはん処としてはもってこいですが、青森の地酒が飲み比べできるコーナーもあります。30種類ほどある日本酒の中から、750円で3種類をおちょこ1杯分ずつ、合計約1合のお酒をいただけます。先ほど釣った帆立を酒のつまみに、青森のお酒を飲むという、素晴らしい晩酌が体験できるとあれば、購入するしかないですよね。
刺身でぷりぷりな海鮮の甘みをそのままいただくもよし、大ぶりな旨味たっぷりの焼き帆立にかぶりつくもよし。どちらにせよ、お酒がよく合い、美味しいことは変わりありません。
青森ならではの帆立釣りと、地酒飲み比べを堪能したので2ポイントGET!
【閉店】青森帆立小屋
青森ならではのご当地グルメ「味噌カレー牛乳ラーメン」の味は?
ホタテの刺身・焼きと共に、酒を楽しんだら、その後は〆。
〆といえばラーメン。朝からおやつも含めて過食が過ぎますが、満腹であっても不思議と〆のラーメンはぺろりと食べられてしまうもの。ここまで青森尽くしで来たら、最後まで青森を食べきりましょう。
ということで向かうは、札幌ラーメン専門店「味の札幌」。店名からはどう考えても北海道グルメとしか思えませんが、店の暖簾の上には「味噌カレー牛乳らぁめん」という、なにやら不穏な文字が…….。
青森のご当地ラーメンに、「味噌カレー牛乳ラーメン」というものがあるそうです。味噌とカレー、味の主張の激しい2つの食材が、牛乳と共にラーメンどんぶりの中で一緒になっている?想像しただけでは味が予想つかないので、実際に挑戦することに。店内では自分を含む全員がこれを注文していました。
味噌やカレーの色よりは、牛乳の白みが出た色味のスープに、メンマとチャーシューとわかめ、そして札幌ラーメンらしくバターともやしがトッピングされています。存在感の強い味噌とカレーがケンカすると思いきや、牛乳とバターのおかげでマイルドに調和し、意外にもあっさりした素朴な味。主張し過ぎない辛みと熱々のスープが身体をあたため、散々食べたにも関わらず、軽く完食できてしまいました。
青森のご当地ラーメン「味噌カレー牛乳ラーメン」を味わったので1ポイントGET!
味の札幌 浅利
朝ののっけ丼に始まり、〆の味噌カレー牛乳ラーメンまで、青森グルメを一日中食べ尽くしました。東京から離れた青森で、朝からご当地グルメを楽しめるのは、早朝着の夜行バスの特権です!寒い冬だからこそ、あたたかいものは、より美味しく感じられて、胃も心も癒された青森でした。
編集長、食べてばかりですけど、今回は何ポイントでしょうか?
今回の獲得ポイント
・ねぶた家ワ・ラッセで地元に触れる=1点
・A-factoryでシードルの飲み比べ=1点
・青森ならではの帆立釣り&地酒飲み比べ=2点
・味噌カレー牛乳ラーメン=1点
今回は帆立釣り、味噌カレー牛乳ラーメンが珍しかったのでボーナスポイントを進呈
・青森ならではのグルメ発見!=1点
今回は6ポイントGET!で合計18ポイントGET!
豪華バスのご褒美まで、あと82ポイント
東北編は、まだまだ続きます!この後、秋田へ向かいます!
秋田の男鹿半島、大潟へ! 夜行バス47都道府県巡りの旅【冬の東北・秋田編】
※企画協力/ドラドナッツ
(松尾尚樹)