3列独立シートの高速バスで長野~新宿間を2,000円台で移動できる! どっとこむライナー乗車レポート
ざっくり、こんな移動
- レッグレスト、フットレストつきの3列独立シート
- 充電用コンセントあり
- トイレつきで安心
どっとこむライナーの設備紹介
まずは車内設備を紹介していきますね。
シート配置は横に3列、奥に向かって10列です。
後方に向かって左手中ほどにトイレがあります。途中のSAで休憩があるにせよ、トイレつきだと安心感が違いますね。
私の座席は10Cで、最後尾の窓際席です。
シートにはレッグレストと、フットレストがついています。
ヘッドレストは可動式です。私の個人的な意見ですが、ヘッドレストの位置を調整できると、より休息が取れて旅の疲れを軽減できますよ。
座席前方の足元に、ドリンクホルダーがあります。
左手側のアームレストを開けると、テーブルが出てきます。サイズは横約20cm、奥行約15cmです。
コンセントは左手側のアームレスト下にあり、充電ができますよ。
「どっとこむライナー」長野~新宿の乗車体験記
今回乗車したどっとこむライナーは、長野・軽井沢~新宿を結ぶ路線。長野観光を楽しんだ私は、JR長野駅から「どっとこむライナー」に乗車し、バスタ新宿まで移動しました。
長野駅周辺と上信越自動車道の停留所から乗客を乗せた後に軽井沢を経由し、バスタ新宿に向かいます。
JR長野駅東急シェルシェ前から乗車するべく待機していると、綺麗なオレンジの車体が近づいてきました。運転士さんによると、乗客からわかりやすいよう目立ちやすいカラーにしているのだそう。
16:30にJR長野駅東急シェルシェ前を出発したバスは、長野市内を通過しながらバスタ新宿に向かいます。
長野県佐久市の佐久ICから一般道に入り、経由地の軽井沢を目指します。車窓からは、浅間山が綺麗に見えていましたよ。夜行バスと異なり、道中の風景を眺めながらの旅はなかなか良いものです。
軽井沢を出た後に、群馬県安中市の横川SAで一回目の休憩がありました。こちらでは明治18年創業の「峠の釜めし本舗 荻野屋」の釜めしが有名なのですが、この日は売り切れ。
代わりに、焼きたてパンを提供するベーカリー「BREADCAST」にて上州牛メンチカツ(420円税込)を購入しました。女性の手のひら大の上州牛メンチカツは、パンとメンチカツ両方がふわふわしているため、重たすぎず小腹満たしにぴったりでしたよ。
ブレッドキャスト 横川サービスエリア店
- 住所
- 安中市松井田町横川井戸入917 上信越自動車道 横川サービスエリア 上り線
- TEL.
- 027-395-3535
- 予算
- 朝昼-夜-
- 営業時間
- 定休日
バスは順調に移動を続け、埼玉県入間郡の三芳PAで2回目の休憩に入りました。私は休憩時に必ず車外に出るのですが、どっとこむライナーの車体は遠目にもわかりやすい! これならSAの駐車場で、迷子になることもないでしょう。
定刻より30分早い21:30にバスタ新宿に到着しました。途中で渋滞がなかったとはいえ、早めの到着はありがたい! 運転士さんにお礼を言って、帰路につきました。リーズナブルな上に設備も快適ですので、また長野方面に行く際、もしくは長野方面から東京都内に向かう際に利用したいと思いました。
長野駅~新宿駅移動の所要時間と料金を比較
交通手段 | 乗車時間 | 乗換回数 | 料金 |
---|---|---|---|
JR在来線 | 約5時間45分 | 1回 | 5,170円 |
有料特急 | 約3時間30分 | 1回 | 9,450円 |
JR在来線 +新幹線 | 約1時間50分 | 1回 | 7,240円 |
どっとこむライナー | 約5時間30分 | なし | 2,300円~ |
今回、乗車するにあたって驚いたのは、そのリーズナブルな料金! というのも長野~新宿間をJR在来線や新幹線、特急などで移動する場合、5,000円以上はかかってしまうからです。
また、列車の場合は所要時間は短いものの乗り換えが必ず発生します。そう考えると、移動時間は少々かかっても長野~新宿間の料金が2,300円~というのは破格の値段ではないでしょうか。
※2024年4月現在
※新幹線・特急列車は指定席通常期の料金
以上、どっとこむライナー長野・軽井沢~新宿線について紹介しました。
長野方面から新宿に向かうこの便は、大型イベントの際は早々に満席になるそう。長野方面から新宿方面に旅行する予定がある方は、早めに予約を入れた上での乗車がおすすめです!
※取材協力/昌栄交通
(為平千寿香)