あっという間に目的地に到着! 京王バスの昼行便・4列シート「新宿~甲府線」乗車記
京王バスの新宿~甲府線(4列シート)車内設備
まずは、京王バス車内の設備などをご紹介します。
シート幅は女性には十分な広さ。ちなみに女性専用シートは4列目の1列(4席)です。
コンセントの設置場所は、通路側席は通路側のアームレストの下、窓際席は壁側のアームレストの下です。帰りの便にはなかったので尋ねたところ、現在すべてのバスをコンセントありに移行中とのことですが、ごく稀に設置されていないバスでの運行もあるそうです(2022年8月時点)。
フットレストやドリンクホルダーもあります。
トイレは後方にあります。
バスタ新宿から乗車!
バスタ新宿には、入口に体温計と消毒液が設置されており、安心感がありました。
「新宿~甲府線」は切符売り場で当日購入することもできます。
乗り場は切符売り場のそばの「B5乗り場」でした。
いざ、山梨へ出発!
乗車時には名前だけでなく、「WEB乗車券」や「ケータイ乗車券」などを提示。みなさん準備よく、15名ほどの乗客がスムーズに乗り込み、7:05の定刻通りに出発しました。
出発するとすぐ音声案内でマスク着用のお願い、手指の消毒などの感染対策がアナウンスされます。ほかにはゴミの持ち帰りのお願いなども。それから運転士さんが、各停車場所と到着時刻の案内をしてくれました。
また、携帯電話をマナーモード、イヤフォンからの音漏れ注意、貴重品の管理、走行中は揺れに気を付けて着座でトイレ使用のお願いなどもありました。
各座席には紙面でもコロナ対策のお願いや空調システムの説明が。車内は25℃に設定されているとのことです。
すぐに首都高に入り、分岐から中央道へ。「中央道三鷹」「中央道深大寺」「中央道府中」とバス停に寄り、「中央道日野」で1人が乗車しました。八王子を過ぎたところで、途中乗車の乗客が揃うタイミングだからでしょうか、再び音声案内が流れます。
八王子を過ぎると車窓に山々が現れ、小旅行感気分です。「中央道相模湖」を通り過ぎて「中央道上野原」へ。
「中央道上野原」は乗車と降車の両方ができる唯一のバス停で、以降は降車のみとなります。「降車ボタン」を押すと停車する路線バスのような仕組みですが、放送後、再度降りる人がいないか運転士さんが肉声で確認してくれるので安心でした。
「中央道野田尻」「中央道猿橋」「中央道真木」を通り「中央道笹子」から長い笹子トンネルを抜けた後、「中央道甲斐大和」を通過。この便ではここから数カ所のバス停には停車せず、「勝沼」へと進みます。
「勝沼」で1人が下車し、「一宮」を通り過ぎて「石和」へ到着しました。この後バスは、「山梨学院大学」「善光寺」「中央3丁目」を通って、終点の「甲府駅」まで向かいます。便によっては、終点が「竜王」「湯村温泉」「甲府上阿原」になります。
所要時間は約1時間50分。「バスタ新宿」から「石和」まで常にほぼ定刻通りの運行で、乗ったと思ったらする~っと目的地に着いちゃった……って感触です。これはなかなか、快適だ。
新宿から石和温泉・甲府のアクセス方法を電車とバスを比較してみた
電車
新宿~石和温泉や甲府へは新宿~高尾を京王線で移動すると、石和温泉へは所要時間は約2時間40分~で1,710円、甲府へは約3時間前後で、1,890円です。
時間重視の場合は、特急かいじやあずさを利用すると約1時間30分、3,890円(通常期・指定席利用)で行けます。
高速バス
対して高速バスは、道路状況にもよりますが、時間通りなら約1時間50分で石和、約2時間10分で甲府へ到着。料金は2,100円(石和)と2,200円(甲府)ですが、サイト「ハイウェイバスドットコム」から予約してWEB決済をすると、200円引きになります。
所要時間 | 料金 | |
---|---|---|
普通列車 | 石和温泉:約2時間40分 甲府:約3時間 | 石和温泉:1,710円 甲府:1,890円 |
特急列車 | 約1時間35分 | 3,890円 |
高速バス | 約1時間50分 | 石和:1,900円~ 甲府:2,000円~ |
※2022年8月調べ
※特急は通常期・指定席を利用
新宿から乗車する場合、乗ってしまえば目的地まで乗りっぱなしで楽々、必ず座れてトイレ付きで安心、といいことづくめ。またバス停が多いので乗車・降車がしやすく、途中のバス停を利用したい方にも、使い勝手がよさそうです。
というわけで、なかなか便利な「新宿~甲府線」! 個人的には高速バスの方が楽です! 甲府方面に行かれる方は、ぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
新宿~甲府線の運行情報
(かとうちあき)